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【フェラーリ】今年はチームとしてベストを尽くすことができたとチーム代表

2021年11月26日(金)18:27 pm

フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットが、2021年には可能性が限られた中でチームとしてベストを尽くすことができたと語った。

実際のところ、今季のイタリアの名門チームは年間を通じて2022年のマシンの開発にほぼ全力をあげて取り組んでいるが、それと同時にマクラーレンとコンストラクターズ選手権の3位争いを展開してきている。

2レースを残す段階でフェラーリはランキング4番手のマクラーレンに39.5ポイント差をつけており、大きくポイントを取りこぼすことさえなければ、今季をランキング3位で終える可能性はかなり高いと言えるだろう。

昨年は大きなスランプを抱えてコンストラクターズランキング6位に沈んでしまったフェラーリだが、今年は戦闘力が大きく向上しているのは明らかだ。

しかし、基本的には開発がストップされているに等しい2021年型マシンでの戦いは、ビノットにとってはかなり難しいものだったのも確かだ。

「正直に言えば、ほとんど耐えがたいほどだよ」

『motorsport-total.com』にそう語ったビノットは次のように続けた。

「我々は今年学びたかったことを学びつつ、長期にわたって2022年型マシンの開発にフル回転で取り組んできた。今シーズンが終わるのが本当に待ち遠しいよ」

「シーズンが始まったときにいくつかの改良を行ったが、開発という点ではそれが最後だったんだ。そして、夏の終わりに投入したパワーユニットの最適化も2022年を目指したものだった」

「我々は最初から今年は移行期だと捉えていたし、今シーズンに役立つようなことは何もしなかった。我々は2022年のためにすべての仕事を妥協したんだ」

ビノットは、それでも昨年よりもパフォーマンスが向上したのは、「マシンを開発したからではなく、チームとしての作業がよりうまくできたからだ」と語り、次のように付け加えた。

「1年前に自分たちがどういう位置にいたかを考えれば、2021年には限られた可能性の中でベストを尽くすことができたと言えるよ」

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