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【ホンダF1】フェルスタッペンが2位とファステストの1ポイント獲得、レッドブルはメルセデスと5ポイント差/F1カタールGP

2021年11月22日(月)7:22 am

今季も残すところ3戦となったF1第20戦カタールGP(ロサイル・インターナショナル・サーキット)の決勝レースを終えて、ホンダF1が次のように振り返った。

●【F1第20戦カタールGP】決勝レースのタイム、周回数、ピット回数

■ホンダF1:レースレポート

第20戦カタールGPの決勝は、昨日の予選中のレギュレーション違反によるグリッド降格ペナルティーのために7番手スタートとなったマックス・フェルスタッペンが巻き返しを見せ、ファステストラップと2位表彰台を獲得。セルジオ・ペレスも11番手から4位入賞を果たし、レッドブル・レーシング・ホンダがコンストラクターズチャンピオンシップで首位との差を5ポイント差に詰めました。

■フェルスタッペン、5グリッド降格

昨日の予選後の審議により、Q3で2番手に入ったフェルスタッペンに、ダブルイエローフラッグを無視したとして5グリッド降格のペナルティーが科されました。同じく、3番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)にもシングルイエローフラッグ無視による3グリッド降格の裁定が下ります。上位グリッドは大きく入れ替わり、今日のレースはピエール・ガスリーがフロントロー2番手からのスタートとなりました。

■フェルスタッペン、4周目に2番手へ

スタート後のターン1では、ガスリーが2番手を守りますが、その直後のコーナーでフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)に交わされて、3番手にポジションダウン。一方でフェルスタッペンは7番グリッドから抜群のスタートを見せ、ターン1で4番手まで浮上します。フェルスタッペンは3周目にガスリーの前に出ると、その次の周にはアロンソも攻略して2番手まで追い上げます。

■ペレス、猛追

11番手スタートのペレスも1周目で9番手まで浮上すると、8番手を守っていた角田裕毅をターン4でオーバーテイク。さらに、その次のターン1でカルロス・サインツ(フェラーリ)、その翌週にエステバン・オコン(アルピーヌ)を立て続けに追い抜き、9周目には6番手まで順位を上げました。

■アルファタウリ、苦戦

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの両ドライバーは、ソフトタイヤでの走行に苦しみ、早めのタイヤ交換を敢行。角田が9周目、ガスリーが13周目にピットインしてタイヤを交換しますが、その後はトラフィックの中でなかなか順位を上げられない展開となります。

16周目、ペレスがランド・ノリス(マクラーレン)をオーバーテイクして4番手に順位を上げると、その次周にはフェルスタッペンがピットインしてミディアムタイヤに交換。ペレスもこれに続いて19周目にピットストップを行います。これにより、フェルスタッペンは2番手を確保。ペレスは前を行くマシンをオーバーテイクしながらレースを進めます。

ペレスは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)を交わすと、アロンソとのバトルに。ターン1から2にかけてサイド・バイ・サイドとなりますが、このバトルを制して4番手まで浮上します。

■ボッタスがパンク

33周目にボッタスがパンクを喫してピットインしたことで、ペレスは3番手に。この時点でコース上の多くのチームが1ストップ作戦の気配を見せていましたが、序盤にピットインしたスクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台はガスリーが35周目、角田が36周目に2度目のピットストップを行います。

フェルスタッペンとペレスも、41周目に2度目のピットイン。フェルスタッペンは2番手のままレースを進めますが、ペレスは7番手でコースへ戻り、再びバトルをしながら順位を上げていきます。

■ペレス、不運で表彰台に届かず

ペレスは残り11周でランス・ストロール(アストンマーティン)を交わすと、その次の周にはターン1のアウト側からオコンをオーバーテイク。さらに、その前にいたノリスがピットインしたため、4番手まで挽回します。表彰台を目指して前を行くアロンソを追い上げる中、不運にもバーチャルセーフティカー(VSC)が発動。最後は3位へ約3秒差に詰め寄るも、4位フィニッシュで12ポイントを獲得しました。

■フェルスタッペン、狙い通りのファステストで1ポイント追加

フェルスタッペンは、このVSCの間にソフトタイヤへ交換し、ファステストラップ獲得による追加の1ポイントを目指します。狙い通りに最終ラップでファステストを記録し、2位フィニッシュ。19ポイントを獲得しました。

■レッドブル、メルセデスに5ポイント差

この結果、計31ポイントを獲得したレッドブル・レーシング・ホンダは、コンストラクターズチャンピオンシップで首位のメルセデスに対して5ポイント差に迫りました。また、フェルスタッペンはドライバーズチャンピオンシップを8ポイント差でリードしています。

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台は1ストップ勢を攻略しきれず、ガスリーが11位、角田が13位でフィニッシュ。残念ながら予選での好結果をポイントにつなげることができませんでした。

これで今季最後の3連戦が終わり、次戦は2週間後のサウジアラビアGP。カタールに続いてF1初開催となる、首都ジェッダの市街地コースで、12月5日(日)に決勝レースが行われます。

●【最新ランキング表】F1世界選手権ポイントランキング争いが熾烈に

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