今季も残すところ3戦となったF1第20戦カタールGP(ロサイル・インターナショナル・サーキット)の決勝レースを終えて、ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のように振り返った。
●【F1第20戦カタールGP】決勝レースのタイム、周回数、ピット回数
■レッドブルは力を最大限に引き出せた
「今日のカタールGP決勝は、オーバーテイクの多いエキサイティングなレースになりました」
「レッドブル・レーシング・ホンダの2台も多くのオーバーテイクを見せ、予選中のペナルティーにより7番手スタートとなったフェルスタッペン選手が大きくポジションを上げて2位表彰台、ペレス選手も11番手スタートから4位に入賞。現状の我々のパフォーマンスを最大限に引き出せたレースだったと考えています」
■アルファタウリは昨日まで速さを考えると残念
「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は予選上位の選手のグリッド降格にともない2番グリッド、角田選手は予選ポジションから変わらず8番グリッドからスタート。残念ながらレースペースが上がらず、2台ともにポイント圏外で終わり、昨日までの速さを考えると非常に残念な結果になりました」
「簡単な週末ではありませんでしたが、あと2戦のところでドライバーズチャンピオンシップのリードを保ち、コンストラクターズチャンピオンシップもトップとの差を詰められたという部分で、大きな意味があったと感じています」
■残り2戦、何ができるのか
「チームとともにシーズンを振り返り、パフォーマンス向上のために我々として何ができるのかをじっくりと考えて、また十分に準備をして残りの2連戦に臨みます」
■かつてのチームメート、アロンソに「おめでとう」
「最後に、ベテランらしい素晴らしい走りで7年ぶりの表彰台を獲得したかつてのチームメート、アロンソ選手におめでとうの言葉を贈ります」
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