F1第19戦サンパウロGP(ブラジル、インテルラゴス・サーキット)で2位表彰台を獲得したホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のように振り返った。
●【F1第19戦サンパウロGP】決勝レースのタイム結果、周回数、獲得ポイント
■ライバルの底力を見せつけられた
「今日のサンパウロGP決勝は、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手がメルセデスとの激しいトップ争いを繰り広げたものの2位、ペレス選手が4位と、悔しい結果に終わりました」
「2台ともにいいスタートを決めて、序盤は1-2のポジションで走行していましたが、中盤以降に巻き返され、ライバルの底力を見せつけられたと感じています」
「それでも、2位と4位でフィニッシュできたことや、最後にペレス選手が獲得したファステストラップによる1ポイントなど、今後のチャンピオン争いにつながるレースができたと思っています」
■ガスリーはいい走り、角田は次に期待
「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は、戦闘力が拮抗した中団のマシンとの争いとなり、難しい展開でしたが7位入賞を果たしました。終盤にコンストラクターズチャンピオンシップでのライバル、アルピーヌの2台をオーバーテイクするなど、いい走りを見せました」
「角田選手は序盤にオーバーテイクを仕掛けた際、他車に接触し、車体にダメージを負うとともに、その接触によるペナルティーを受けてしまうなどで15位という結果でしたが、週末を通してスピードはありましたので、次のレースに期待しています」
「来週には中東に移動して3連戦の3戦目、カタールGPになります。F1初開催のサーキットとなりますので、きっちりと準備を行い臨みたいと思います」