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フェルナンド・アロンソが主張「F1ではイギリス人ドライバーが優遇されている」

2021年11月09日(火)18:55 pm

フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、F1ではイギリス出身ドライバーが有利に扱われるケースが多いと考えているようだ。

2005年と2006年のF1チャンピオンであるスペイン出身のアロンソだが、今年は何度かレーススチュワードを含めたF1関係者の公平性を疑問視する発言を行っている。

そのアロンソは今回、かつてマクラーレン時代にチームメートだったルイス・ハミルトン(メルセデス)のようなイギリス人ドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のような他国出身ドライバーよりも優遇されているのだという趣旨のコメントを行っている。

40歳のアロンソは、今年ハミルトンとフェルスタッペンがクラッシュを演じたシルバーストン(第10戦イギリスGP)とモンツァ(第14戦イタリアGP)での2つの事故を比較しながら、次のように語った。

「この2つの事故を見てごらん。僕の意見だけど、彼らは公平に処遇されていないよ」

「シルバーストンの後ではレッドブルが介入したものの、それ以外はすごく平穏だった」

「だけど、モンツァでのクラッシュの後では大騒ぎになっていた」

「マックスは次のレースでペナルティさえ受けていた。それを理解できた者など誰もいなかったと思うよ」

「だけど、それもある方面から受けるプレッシャーの一部なんだ」

アロンソが指摘したシルバーストンのクラッシュは、コプスと呼ばれる高速コーナーで2台が接触し、フェルスタッペンのマシンがそのまま高速でタイヤバリアに激突したものだ。フェルスタッペンはその後病院で一夜を明かすことになっていた。このとき、ハミルトンには5秒のタイムペナルティが科されたものの、結局ハミルトンがそのレースで勝利を収めている。

また、モンツァのクラッシュはターン1でハミルトンとフェルスタッペンがホイール・トゥ・ホイールのバトルを展開していたときに両者のリアタイヤが接触。これによりフェルスタッペンのマシンが宙に浮き、右リアタイヤがハミルトンのヘルメットをかすめてしまったものだ。このときは2台ともにそこでリタイアとなったが、フェルスタッペンには次戦第15戦ロシアGPで3グリッド降格のペナルティが科されていた。

実際のところ、これらのクラッシュに対するレーススチュワードの裁定に関しては、疑問の声があがっていたのも確かだ。

一方、アロンソは2021年のタイトル争いを演じているハミルトンとフェルスタッペンが賞賛と尊敬に値するドライバーであることは確かだと語り、次のように付け加えている。

「どの(レース)週末にも彼らは最高のレベルで臨んでいるよ。ウエットだろうがドライだろうが、風が強かろうがね」

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