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【F1メキシコGP:予選レポート】1-2のメルセデスも驚く速さ、レッドブル・ホンダは2列目、角田裕毅は9番手

2021年11月07日(日)6:35 am

F1第18戦メキシコGP(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)予選Q3が行われた。

●【F1第18戦メキシコGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数

ポールポジションを獲得したのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)、2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)だった。

■Q1:赤旗中断

18分間のQ1は、残り10分58秒というところで赤旗中断となった。その原因となったランス・ストロール(アストンマーティン)が、最終ターンの立ち上がりでスロットルを踏み込んだところでバランスを崩し、リアからバリアにクラッシュした。その影響で、清掃や交換作業のため赤旗中断となった。なお、ストロールは自らマシンを降りていて無事だ。

Q1ではフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)がノックアウト。ホンダF1は4台とも余裕でQ2進出を決めた。

■Q2:角田裕毅が3番手

15分間のQ2は、各マシンがミディアムタイヤでタイムを狙う中、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)はソフトタイヤで3番手タイムを出した。

角田はその後、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)にトウを使わせるためコースインしているが、タイムアップはしていない。

ホンダF1勢は2番手フェルスタッペン、3番手角田裕毅、5番手ガスリー、7番手セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)でQ2を突破した。

■Q3:メルセデスも驚く速さ

残り3分、メルセデスの1-2のまま最終アタックへと入っていった。

その最後のアタックで、グリッド後方スタートが決まっている角田裕毅はガスリーにトウを使わせ、ターン1手前で道を譲った。そしてテレビカメラはターン10で角田裕毅とペレスがコース外を走行しているのを映した。その直後を走っていたフェルスタッペンもアクセルを戻したことで影響を受け、タイムアップは果たせなかった。

予選で突然速くなったメルセデスだが、2人ともなぜタイムが上がったのか分からないようで、突然速くなったことに「驚いた」と予選後のインタビューで語った。これまでとの違いは、気温の上昇、コースが綺麗になりラバーが乗ってグリップが上がったことが挙げられるが、これが偶然なのか、それとも戦略なのか。

レッドブル・ホンダ優位と言われていたこのコースで、明日のレースでも何が起こるか分からない状態だ。

ルーキーの角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)と、F1最終年のホンダ勢の結果は以下のとおり。

■レッドブル・ホンダ
3番手 マックス・フェルスタッペン
4番手 セルジオ・ペレス

■アルファタウリ・ホンダ
5番手 ピエール・ガスリー
9番手 角田裕毅

■【予選】F1メキシコGP
1 V.ボッタス(メルセデス)
2 L.ハミルトン(メルセデス)
3 M.フェルスタッペン(レッドブル)
4 S.ペレス(レッドブル)
5 P.ガスリー(アルファタウリ)
6 C.サインツ(フェラーリ)
7 D.リカルド(マクラーレン)
8 C.ルクレール(フェラーリ)
9 角田裕毅(アルファタウリ)
10 L.ノリス(マクラーレン)
11 S.ベッテル(アストンマーティン)
12 K.ライコネン(アルファロメオ)
13 G.ラッセル(ウィリアムズ)
14 A.ジョビナッツィ(アルファロメオ)
15 E.オコン(アルピーヌ)
16 F.アロンソ(アルピーヌ)
17 N.ラティフィ(ウィリアムズ)
18 M.シューマッハ(ハース)
19 N.マゼピン(ハース)
20 L.ストロール(アストンマーティン)

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