角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)とランス・ストロール(アストンマーティン)が新しいパワーユニットのパーツに交換し、両者はF1メキシコGPをグリッド後方からスタートすることになった。
●【F1第18戦メキシコGP】フリー走行1回目のタイム差、周回数
角田は、ホンダの新型エンジン(ICE=内燃機関)、ターボ(TC)、MGU-H、MGU-Kで年間3基の規定数を超えて4基目を投入。さらにエキゾーストは年間8基中6基目を装着した。
ストロールは、メルセデスのエンジン、ターボ、MGU-Hで各4基目、コントロール・エレクトロニクス(CE)は年間2基がルールだが3基目を投入。また、エキゾーストは4本目を装着した。
これにより両名はグリッド後方からスタートすることになる。
なお、母国GPを迎えているセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)もエキゾーストを交換したが、こちらは規定数8基中の6基目なのでペナルティの対象にはならない。
■ハミルトンのエンジン交換は必須?
今シーズン、メルセデスはエンジンの信頼性に苦しんでおり、バルテリ・ボッタス(メルセデス)は6基目を使用中だ。
チャンピオンシップを争っているルイス・ハミルトン(メルセデス)は第16戦トルコGPで4基目を投入していることから、単純計算で1基当たり5戦しか保たせられていない。現在の4基目はすでに2GP使用しており、第18戦メキシコGPを含めて残り5戦を乗り切れるかに注目が集まっている。