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ジョビナッツィがアルファロメオのシートを失うのは「時間の問題」だとF1ジャーナリスト

2021年11月04日(木)19:18 pm

F1界において著名なジャーナリストの1人であるロジャー・ブノワは、アントニオ・ジョビナッツィが今季限りでアルファロメオのシートを失うのは間違いないと考えている。

アルファロメオは、今シーズンを最後にF1を引退することを発表したキミ・ライコネンの後任として、2022年にはバルテリ・ボッタス(現メルセデス)を迎えることが決まっている。しかし、誰がボッタスのチームメートを務めることになるのかは、現時点ではまだ決まっていない。

数日前には元F1ドライバーのデビッド・クルサードが、アルファロメオはフェラーリの支援を受けるイタリア人ドライバーのジョビナッツィをキープするべきだとコメントしたことが報じられていた。

だが、アルファロメオでは巨額のスポンサーマネー持ち込みが可能とされている中国人ドライバーの周冠宇(チョー・ガンユー)、今季のF2で現在ランキングトップに立っているオーストラリア人ドライバーのオスカー・ピアストリ、さらにアルファロメオのチーム代表を務めているフレデリック・バスールのお気に入りドライバーだとされているフランス出身のテオ・プシェールなどを来季に向けた有力候補として検討していると伝えられている。

こうした中、長年にわたってF1ジャーナリストを務めてきているブノワは、スイスの『Blick(ブリック)』に次のように語った。

「イタリアはグランプリドライバーがいなくなるという事実に備えておく必要がある」

「ジョビナッツィの解雇は時間の問題だ」

ブノワは、とりわけジョビナッツィが今季のF1第16戦トルコGPにおいてチームオーダーに従わなかったことを例にあげ、チーム代表のバスールは「彼を許さないだろう」としている。

トルコGP決勝ではチームからペースがよかったライコネンを前に出すように指示されたものの、ジョビナッツィがそれを拒否していた。結局、ジョビナッツィは11位、ライコネンは12位でそのレースを終えてしまったが、もしもジョビナッツィがチームの指示に従ってライコネンを先行させていれば10位に入賞して貴重なポイントを獲得するチャンスもあったと考えられている。

「オースティン(第17戦アメリカGP)で再びチームオーダーが出されたときにはジョビナッツィはすぐに従っていた。そうしなければ、彼はすぐにクビになっていただろう」

そう続けたブノワは次のように付け加えている。

「しかし、2022年にボッタスが明確なナンバー1としてチームにやってくるとき、バスールには反抗的なドライバーではなく、ポイントも獲得できる助っ人をそのとなりに据えることが必要なんだ」

ブノワは、バスールはボッタスのチームメートを誰にするかはアブダビで行われる今季のF1およびF2の最終戦が終わった時点で決めることになるだろうと予想している。

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