レッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が、将来的にフォルクスワーゲンと手を組む可能性があるとの噂を否定しなかった。
最近の噂では、2026年にF1が新エンジンレギュレーションを導入するのを機に、フォルクスワーゲン・グループに属するアウディとポルシェがエンジンサプライヤーとしてF1に参戦する可能性が高いと言われている。
そして、このほどドイツの『Sport1(シュポルト1)』が報じたところによれば、この11月にも両社が2026年からのF1参戦を正式発表することになるかもしれないという。
もし両社が2026年からF1活動を開始する場合、レッドブルがアウディと組み、ポルシェはかつてエンジンを供給していたマクラーレンと組む可能性があるとの噂もある。
だが、『Sport1(シュポルト1)』は、それとは逆にレッドブルがポルシェのエンジンを搭載し、アウディはマクラーレンのサポートに回ることになりそうだとしている。
レッドブルでは、今季限りで撤退するホンダからF1エンジンの知的財産権を取得し、2022年からは子会社のレッドブル・パワートレインズでそのエンジンを独自に製造していく計画を進めている。
だが、マルコは2026年以降にフォルクスワーゲン・グループとコラボする可能性を否定しなかった。
「まずは、我々の野心的なプロジェクトによって自分たちの2本の足でしっかりと立てるようにしたいと思っている」
そう語った78歳のマルコは次のように付け加えた。
「その後パートナーが我々に加わることはもちろん歓迎だよ」