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F1オーストラリアGP主催者がシドニーでのF1開催の噂を否定

2021年10月22日(金)17:58 pm

F1オーストラリアGPの主催責任者であるアンドリュー・ウェスタコットが、オーストラリアのF1レースがメルボルンからシドニーに移るかもしれないという報道を一蹴した。

メルボルンを首都とするビクトリア州政府は非常に厳しい新型コロナウイルス対策を行っており、2020年と2021年のF1オーストラリアGPは開催がキャンセルされている。さらに、2022年の4月に予定されているオーストラリアGPに関してもドライバーを含む関係者全員にワクチン接種を義務づける方針だと伝えられている。

こうした中、オーストラリアのテレビ局『7 News(セブン・ニュース)』は、F1とシドニーの当局者との間で「ハイレベルな話し合い」が行われていると報じた。

しかし、F1オーストラリアGPの主催会社であるオーストラリア・グランプリ・コーポレーションのCEOを務めるウェスタコットは、現在メルボルンで行われているF1は「どこにも行かない」と主張している。

「それ(報道)には驚いたが、よく考えてみればこういうことはよく起こるものさ」

オーストラリアのテレビ局『Nine Network(ナイン・ネットワーク)』にそう語ったウェスタコットは次のように。

「非常に人気の高いイベントだが、私の知る限り、オーストラリアGPはどこにも行かないよ。我々はF1との間に強い関係を築いている。それは四半世紀にわたる信頼関係の上に成り立っているんだ」

「我々は2025年までここにいる。だが、決して現状に満足してはならないし、1990年代にアデレードが示したように、我々は決してボールから目を離してはならないよ」

一方、ビクトリア州政府がF1関係者全員にワクチン接種を義務づけることが問題になるのではないかと指摘されていることについて、ウェスタコットは次のように語った。

「私は、F1には100パーセントのワクチン接種目標に基づいたモデルがあると確信している」

現在2025年までF1開催契約を結んでいるメルセデスだが、噂によれば、仮に2022年も3年連続でF1開催ができなくなれば、F1がその契約を解除する可能性もあると考えられているようだ。

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