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ニコ・ヒュルケンベルグがマクラーレンからインディカーのテストに参加

2021年10月21日(木)5:15 am

ニコ・ヒュルケンベルグが2022年にインディカーで走る可能性が出てきているようだ。

2010年にウィリアムズでF1デビューを果たしたドイツ出身のヒュルケンベルグは、その後フォース・インディア、ザウバーで活躍した後、2017年には自動車メーカーのワークスチームであるルノーに移籍。しかし、2019年限りでそのシートを失ったヒュルケンベルグは、2020年のシートを確保することができなかった。

しかし、2020年には新型コロナウイルスに感染したセルジオ・ペレスとランス・ストロールの代役としてレーシングポイントから3レースに出走。ここで「スーパーサブ」とも形容された素晴らしいパフォーマンスを見せたヒュルケンベルグは一時2021年に向けてレッドブルのドライバー候補だと噂されていた。

だが、レッドブルは最終的にセルジオ・ペレスと契約を締結。ヒュルケンベルグの2021年のF1復帰の夢は叶わなかった。

今年もアストンマーティンのリザーブドライバーを務めながら2022年のF1復帰を目指していた34歳のヒュルケンベルグだが、そのチャンスも巡ってこず、最近ではもう自分のF1キャリアは終わったとのコメントも行っていた。

だが、このほど『Formel1.de』が報じたところによれば、ヒュルケンベルグが1 25日(月)にアメリカのバーバー・モータースポーツ・パークで行われるインディカーのテストに参加することになったという。

その記事によれば、ヒュルケンベルグはマクラーレンが運営するインディカー・チームであるアロー・マクラーレンSPのマシンでテスト走行を行うことになるという。

もちろん、テストに出走するからといって必ずしもヒュルケンベルグが2022年にアロー・マクラーレンSPからインディカーデビューを飾ることが約束されているわけではない。しかし、ここでヒュルケンベルグがいいパフォーマンスを示せば注目を浴びることになるのは間違いないだろう。

今年は昨年のF1バーレーンGP決勝での大クラッシュから奇跡的とも言える生還を果たしたロマン・グロージャンがインディカーに移籍している。グロージャンは全レースに出走したわけではないが、ロードコースばかりか初めてのオーバルコースでもよい走りを見せており、2022年にはインディカーの名門チームであるアンドレッティ・オートスポーツに移籍することが決まっている。

一方、マクラーレンは2022年には3台体制でインディカーに臨むことになっており、現在のパト・オワード、フェリックス・ローゼンクヴィストのラインアップにヒュルケンベルグが加わることになる可能性もありそうだ。

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