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シンボル的家屋“シャレー”を失ったスパ・フランコルシャン・サーキット

2021年10月15日(金)5:19 am

F1ベルギーGPの舞台であり、F1サーキットの中でも非常に人気の高いスパ・フランコルシャンだが、このサーキットのシンボルとも言える建物が失われたことを多くのファンが嘆いている。

スパ・フランコルシャンの名物コーナーとして知られるオー・ルージュの頂上付近には“シャレー”と呼ばれるアルプス地方の伝統的な木造家屋が建っていたが、これがこのほど取り壊されたのだ。

これは、2019年に行われたF2レースでフランス人ドライバーのアントワーヌ・ユベールの死亡事故が発生したのをはじめ、近年何度も重大な事故が起きている高速セクションの安全性を高めるための措置だという。

ドイツのテレビ局『RTL』は、今回の件は「シャレーがスパとF1に何らかの形で属していると考えていた多くのF1ファンの胸を突き刺すものだった」と報じている。

一方、1985年から10年間にわたってF1オーストラリアGPが開催されていたアデレードからは、F1ファンにとっては喜ばしいニュースが伝えられている。

1996年からメルボルンのアルバートパークにF1開催権を譲り渡したアデレード市街地サーキットだが、現在はロードバイクのクリテリウム・レースがパークランドと呼ばれる区間で開催されており、その区間には有名な“セナシケイン”があることでも知られている。だが、近年、このエリアを再開発する計画が持ち上がり、セナシケインもなくなってしまう可能性があった。

しかし、このほどイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙が報じたところによれば、その計画が廃止されただけでなく、アデレード市街地サーキットが文化遺産として保護されることになったという。

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