キミ・ライコネンが、2022年もアルファロメオのチームアドバイザーとしてF1の表舞台に残るのではないかという噂を否定した。
今月の17日(日)に42回目の誕生日を迎える現役最年長F1ドライバーであるライコネンは、すでに今シーズン限りでのF1引退を発表している。
しかし、スイスに拠点を構えるアルファロメオのチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、ライコネンはドライビングだけでなく、チームやマシンの開発に関しても大きな貢献を果たしてくれていると次のように語った。
「私が言っているのは、一日一日の結果ではなく、このプロジェクトの中期的な発展のことだよ」
「彼はパフォーマンスを上げるにはどうすればいいかを完璧に理解している。だから、将来我々が一緒にできることがないかどうかを話し合う時間はあると思っているよ」
しかし、このほどフィンランド人ジャーナリストであるヘイッキ・クルタが出したフィンランド人ドライバーに関する本の中でライコネンは、自分は今後常にチームに帯同しなくてはならないような仕事をするつもりはないと主張している。
「僕はそういう役割に就くことを想像することはできないよ。なぜなら、基本的にはまったく同じスケジュールで同じように旅する必要があるからね」
そう語ったライコネンは次のように付け加えた。
「毎回そこにいなければならないとしたら、僕はまだ運転を続ける方がいいよ。意味がないからね」
しかし、ライコネンは、全レースに帯同するような仕事ではなく、もっと自由が得られる仕事であればチームに協力する可能性もあると示唆しているようだ。