バルテリ・ボッタス(メルセデス)は、2022年に自分が加わるときには、スイスに拠点を置くチームが「まったく違うアルファロメオ」になっていることを期待しているようだ。
2017年から5年間にわたってルイス・ハミルトンのチームメートを務めてきたフィンランド人ドライバーのボッタスだが、今年いっぱいでメルセデスのシートをジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)に明け渡すことになり、2022年は下位チームであるアルファロメオに移籍することになっている。
メルセデスではここまでの5年間に9勝をあげているボッタスだが、現時点でのコンストラクターズランキングで10チーム中9番手に位置しているアルファロメオでは2022年にはかなり苦戦を強いられることになるだろうと考えている者が多いのは事実だろう。
「今年の(アルファロメオ)マシンはほとんど開発されていないから、F1選手権ではまったく進歩がなかったことはわかっているよ」
そう語った32歳のボッタスは次のように続けた。
「だけど、あらゆることが変わり、マシンもまったく違うものになる2022年シーズンに向けてすべてが取り組まれてきていることも知っている」
「だから、そのときにはまったく違うアルファロメオになっていることを期待しているよ」
それゆえ、ボッタスは今季のF1で下位に沈んでいるチームに行くことを「あまり心配はしていない」と主張している。
そして、ボッタスは今季の残りのレースでできるだけ多くの勝利を手にすることもあきらめたわけではないようだ。
メルセデスは2014年以降昨年まで7年連続でドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを独占している。2017年からメルセデスに所属しているボッタスは自分が在籍している間にそれをとぎらせることはしたくないと次のように語った。
「また優勝したいし、チームに5回目のコンストラクターズタイトルをもたらすために貢献したいと思っている」
「そして、僕がチャンピオンになるのが無理なのであれば、ルイスになって欲しいと思っている。だけど、僕にはまだ十分にやる気があるし、個人としての結果も残したいと思っているよ」