元F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、多くのレースが盛り込まれた現在のF1カレンダーを批判した。
新型コロナウイルスの影響により昨年も今年もF1カレンダーにかなり修正が施されたが、本来であればいずれも年間23戦が行われる計画となっていた。
とは言え、今年このまま計画通りに残りのレースが開催されれば、全22戦が行われることになるが、それでもF1としては過去最多となる。
スイスの『Blick(ブリック)』紙によると、エクレストンは現在、家族やフラビオ・ブリアトーレと一緒にイビサ島で休暇を過ごしているという。
かつてベネトンとルノーでチーム代表を務めていたブリアトーレは、新型コロナウイルスに感染し、しばらく苦しい時期を過ごしていたと報じられているが、このほど「バーニーはいつも私にとって最高の薬だ」と語ったという。
ともあれ、イビサ島でリラックスしながら、90歳のエクレストンとブリアトーレは、現在の、そして将来のF1カレンダーについて話し合っていたようだ。
そしてエクレストンは、2021年シーズンも今週末に行われる第16戦トルコGP(10日決勝)から全部で7レースが残されているが、第18戦メキシコGPから第20戦カタールGPが3週連続開催となることから、最終戦アブダビGPまでの間にチームスタッフが休みをとることができる週末はたった3回しかないことに言及しながら、これは非常に問題だと次のように語っている。
「こんなことをすれば大ファンだって嫌気がさすだろうし、テレビへの関心も失ってしまうことになるよ」
「18レースで十分なんだ。しかし、今ではこの不必要なストレスによって多くの家庭が破壊され、健康が踏みにじられているよ」