フォルクスワーゲン・グループに属するポルシェもしくはアウディ、あるいはその2社がともに2026年からF1に参入する可能性が高まったと伝えられている。
伝えられるところによれば、F1では2026年に新たなエンジンレギュレーションを導入する方向で調整を続けており、統括団体であるFIA(国際自動車連盟)、既存のチーム、そして、アウディとポルシェの代表者たちが参加してこれまで数度にわたって会議が行われてきている。
こうした中、ドイツのモータースポーツ専門誌である『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、次戦トルコGP(10月10日決勝)の前までには最終的な決定を見ることになるだろうと次のように報じている。
「彼らが想定した通りのレギュレーションが策定されれば、2026年にはアウディとポルシェが参戦することになるだろう」
「MGU-H(熱エネルギー回生システム)の消滅は、彼らにとっては重大な条件だった。それがなくなり次第、2つのエンジンメーカーがF1に参入してくるのは確実だ」
2026年以降もV型6気筒ターボという現行エンジンの基本構造は変わらないようだ。しかし、伝えられるところによれば電気による出力はおよそ350キロワットにまで向上することになるという。
「ステファノ・ドメニカリ(F1最高責任者)は、現時点ではうまく進んでいると語っている」と『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は付け加えている。