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【ホンダF1】終盤の雨でチャンスを掴んだフェルスタッペン、最後尾スタートから2位表彰台を獲得!

2021年09月27日(月)4:10 am

F1ロシアGP(ソチ)決勝レースを終えて、ホンダF1が次のように振り返った。

●【2021年F1第15戦ロシアGP】決勝レース結果のタイム差、周回数、ピット回数

■ホンダF1:レースレポート
ホンダF1最高位:2位

ロシアGP決勝は、レース最終盤での降雨により波乱が巻き起こりましたが、最後尾の20番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンが2位で表彰台登壇を果たしました。

前日の予選がウエットコンディションとなったことで、この日のスタートタイヤは選択が自由に。9番手のセルジオ・ペレス、11番手のピエール・ガスリー、20番手のフェルスタッペンが、ハードタイヤでスタートしました。

Hondaパワーユニット勢では唯一ミディアムタイヤでスタートした角田裕毅でしたが、スタート直後のターン2で膨らんでポジションを最後尾まで落とします。一方、レッドブル・レーシング・ホンダの2台は序盤から順調に順位を上げ、ペレスが3周目にフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)をパスして7番手に、フェルスタッペンはオープニングラップで3つポジションを上げると、4周目までに15番手へ浮上しました。

5周目、フェルスタッペンは前を行くバルテリ・ボッタス(メルセデス)をターン12で鮮やかにオーバーテイク。さらにその前方のガスリーもとらえ、13番手まで順位を上げます。フェルスタッペンはその後も、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)を次々と交わし、13周目を終えて8番手へと挽回。このラップで角田が最初のピットインを行い、ハードタイヤへと交換しました。

ここからピットインを行うマシンが増え、15周目には、フェルスタッペンが6番手、ペレスは4番手となり、好調なペースで走行していきます。

レースが折り返しを迎える頃、フェルスタッペンはトラフィックの中でタイヤの状態が悪くなってきたため、26周目にミディアムタイヤへと交換。同じ周にはルイス・ハミルトン(メルセデス)が前方でピットインします。コース上に留まったペレスは、他車のピットインもあって首位に浮上。リードを拡大すべくペースを上げていきます。

ガスリーは6番手を走行していた33周目にミディアムタイヤへと交換。ペレスは36周目に同じくミディアムタイヤへと履き替え、表彰台圏内でコース復帰が可能に思われましたが、このピット作業に9秒近くを要し、5番手となります。

ミディアムタイヤでロングスティントを走行する戦略に出たフェルスタッペンは、ペースをコントロールしながらの走行に。7番手にポジションを落としていましたが、ポイント獲得は確実なものとしていました。

しかし、レースが終盤に差し掛かる頃に雨粒が落ち始めます。フェルスタッペンは、残り5周となったところで、Hondaパワーユニット勢の中では最初にインターミディエイトタイヤへと交換。雨により滑りやすくなった路面をものともせず、カルロス・サインツ(フェラーリ)をオーバーテイクします。

角田はこのタイミングでソフトタイヤを履きましたが、雨脚が強まったために2周後に再度ピットストップを行い、インターミディエイトに交換。フェルスタッペンは早めの判断が功を奏し、他車のピットインを尻目に大きく順位を上げ、最終ラップを目前にして3番手に浮上。ここで、レースをリードしていたランド・ノリス(マクラーレン)がスリックタイヤでコース上に留まっていましたが、コース上は完全にウエットコンディションになっており、やむなくピットイン。これでフェルスタッペンは2位となってチェッカーフラッグを受けました。

ペレスは雨が降り出す前に3番手まで順位を上げていましたが、フェルスタッペンの2周後にピットインしたことで、9位フィニッシュ。ガスリーもスリックタイヤでステイアウトすることでポイント獲得を目指しましたが、ピットインせざるを得ずに13位に。角田は17位でレースを終えました。

次戦は2週間後、10月10日(日)にイスタンブール・パークで決勝が行われるトルコGPです。

●【F1世界選手権ポイントランキング表】ハミルトンがわずかにリード!F1ロシアGP終了後

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