NEXT...F1開催スケジュール

【ペナルティ】フェルスタッペン、次戦ロシアGPで3グリッド降格!F1イタリアGPのハミルトンとの事故の原因と判断

2021年09月13日(月)3:11 am

F1第14戦イタリアGP(モンツァ)決勝レースで起こったルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のインシデント(事故)に対して、スチュワードは事故の原因はフェルスタッペンにあると判断し、次戦ロシアGPで3グリッド降格ペナルティを科した。

●【2021年F1第14戦イタリアGP】決勝レースの結果、タイム、周回数、ピット回数

チャンピオン争いをしているフェルスタッペンとハミルトンは、ターン1・2のシケインで接触し、2台が絡み合うようにリタイアした。

高速でアウト側からきていたフェルスタッペン、ピットアウトしてきたイン側のハミルトンがシケインで並ぶと、フェルスタッペンは行き場を失ってハミルトンのタイヤに接触。そのままマシンが跳ね上げられてハミルトンのヘルメットの真上にリヤタイヤが着地する形で重なり合うようにコースアウトした。ヘイローがなければハミルトンは首に大きなダメージを受けていたと思うようなアクシデントだった。

スチュワードは数時間に及ぶ審議の結果、フェルスタッペンの追い越し行為が「レーシングルーム(レースをするのに十分なスペース)を確保するためには遅すぎた」という理由でフェルスタッペンに過失があったと判断し、3グリッド降格ペナルティと2ペナルティポイントを科した。この12ヶ月間でフェルスタッペンのライセンスに対して科せられた最初のペナルティとなった。

スチュワードが発表した文書にはこう書かれている。

「ターン1の手前50mのボード時点では、44号車が33号車よりも大きく前に出ていた。33号車はブレーキを遅らせて44号車の横に並び始めたが、一連の流れの中で33号車が44号車の前輪のすぐ後ろよりも前に出たことはない」

「聴聞会で33号車のドライバーは、事故の原因は44号車のドライバーがターン1の後にステアリングを開き、2コーナーのエイペックス(頂点)に向かって『絞り込んだ』ことだと主張した」

「44号車のドライバーは、33号車のドライバーが追い越そうとしたのが非常に遅かったため、もっと早く後退するか、縁石の後ろへ左折するか(ショートカット)してコーナーを譲るべきだったと主張した」

「スチュワードはCCTVの映像を見て、44号車のドライバーは回避ラインを走行していたが、彼のポジションによって33号車が縁石に乗り上げてしまったことを確認した」

「しかし、さらにスチュワードは、ターン1への進入のかなり手前まで、33号車は44号車と全く並んでいなかったことを確認した」

「スチュワードは、この操作は33号車のドライバーが『レーシング・ルームの権利』を持つには遅すぎたとの見解を示した」

「44号車は事故を避けるためにもっと縁石から離れることができたかもしれないが、スチュワードは44号車のポジションが妥当であると判断し、33号車のドライバーがこの事故の主な原因であると判断した」

「スチュワードはアクシデントそのものについて考慮しただけであり、その結果を考慮していないことを強調する」

●【F1世界選手権ポイントランキング表】メルセデスがリード拡大!F1イタリアGP終了後

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック