F1は、土曜日に開催される新しい「スプリントレース(スプリント予選)」を、将来的には予選フォーマットから切り離すことを検討しているようだ。
モンツァでは、金曜日に行われる通常の予選で、土曜日のスプリント予選のグリッドを決定するという、今シーズン導入された新しい「スプリント予選」が2回目の試みとして行われる。
■複雑なスプリント予選を単独のレースに?
しかし、土曜日のスプリント予選をトップからスタートするバルテリ・ボッタス(メルセデス)は、予選前にエンジンを交換したため、日曜日の決勝レースでは順位を下げることが決まっている。
こうした複雑さに加えて、さらに関心を高めるために、F1マネージングディレクターのロス・ブラウンは、土曜日のスプリント予選を予選ではなく単独のレースにすることを検討しているようだ。
母国GPを迎えているアルファタウリ・ホンダのボスであるフランツ・トストは、「このフォーマットを具体的にどうするかは議論しなければならない」と語った。
「しかし、日曜日のレースは絶対にハイライトであり続けなければならない」と述べている。
■来シーズンの3割で新スプリントレース開催?
F1のステファノ・ドメニカリCEOは、2022年のグランプリの3分の1、つまり23レースのうち7~8レースでスプリントレースが行われる可能性が高いことを明らかにした。
同じく母国GPを迎えているアルファロメオのボスであるフレデリック・ヴァスールは「モンツァで何が起こるか、そしてサンパウロの別のコースで何が起こるかを見て、それから変更しなければならないかどうかを見極める必要がある」と語った。
大勢のティフォッシが応援に来ているフェラーリのボスであるマッティア・ビノットも、2022年にフォーマットが変更されるという噂について聞かれ、「正直なところ、決めるのはまだ早いと思う」と他の意見に同意した。
彼は、一部のドライバーが、土曜日のスプリント予選のグリッドをチャンピオンシップの逆順に基づいて決定すべきだと提案していることを明かしたが、「このようなアイデアは面白いかもしれないが、判断や決定をするのは早すぎると思うよ」と述べるに留まった。