F1第14戦イタリアGP(モンツァ)予選が行われ、ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のように振り返った。
●【2021年F1第14戦イタリアGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「スプリント予選形式で行われるイタリアGPの初日、本日はFP1に続いて明日のスプリントクオリファイセッション(レース)のグリッドを決める予選が行われました。レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が3番手を獲得、プラクティスの開始から通常よりやや苦戦していたことを考慮すると、結果はまずまずだと思っています。チームメートのペレス選手はQ3でトウを使うことができず、9番手となりました」
「昨年このレースで優勝したスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手については、今日も安定したパフォーマンスで6番手となり、今週末もいい走りを見せてくれることを期待しています」
「Q1を突破したかと思われた角田選手はトラックリミットにより17番手と残念な結果でしたが、マシンに速さはありますので、明日はオーバーテイクを見せてくれると思っています」
「1時間のプラクティスセッションの走行結果から予選開始までの2時間半のみでセッティングを決定しなければならないところが、通常スケジュールで行われるレースと大きく異なります。したがって、今日はチームとHondaのメンバーにとっていつも以上に時間との戦いとなりました。今週末は我々にとって簡単なレースにはならないと考えていますが、スプリントクオリファイセッション、そして本番レースと多くのチャンスもあると考えます。ポジティブな結果を得るべく、両チームと一緒にベストを尽くします」