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ボッタスはメルセデスF1エンジンと共にライコネンが去るアルファロメオに移籍?

2021年09月02日(木)18:43 pm

アルファロメオが、2022年に向けて搭載するエンジンを現在のフェラーリからメルセデスにスイッチする可能性があると報じられている。

実際のところ、イタリアの名門自動車会社であるアルファロメオの名前を名乗ってはいるものの、チームの実態はスイスに拠点を置くザウバーであり、タイトルスポンサーであるアルファロメオにチームのネーミングライツを譲った形となっている。

しかし、ザウバーではフェラーリとの関係が強いアルファロメオとのスポンサー契約を最近延長したばかりであり、実際にエンジンをフェラーリからメルセデスに替えるのは難しいだろうと考えているF1関係者も少なくない。

だが、このほどアルファロメオで走っている現役最年長F1ドライバーのキミ・ライコネンが今季限りでの引退を発表したが、後任として2022年にそのシートに座ることになるのはメルセデスのバルテリ・ボッタスになると強く噂されている。

伝えられるところによれば、メルセデスのチームCEOを務めるトト・ヴォルフと、アルファロメオのチーム代表であり、ザウバーモータースポーツのマネジングディレクター兼CEOでもあるフレデリック・バスールは親しい関係にあるとされており、この2人の間でボッタスとエンジンをセットで2022年にアルファロメオに送り込む交渉が行われていたものと考えられているようだ。

そして、今季のF1第12戦ベルギーGPが開催された先週末のスパ・フランコルシャンではアルファロメオF1チーム(ザウバー)の共同オーナーであり、スイスの大富豪としても知られるフィン・ラウジングがメルセデスの親会社であるダイムラーのオラ・シャレニウス会長と会っていたとも伝えられている。

もし、アルファロメオが本当に2022年からメルセデスエンジンにスイッチすることになれば、フェラーリとの契約下にあるアントニオ・ジョビナッツィもそのシートを失う可能性が高いと考えられている。

こうした中、バスールは、現在F2選手権で戦っているフランス出身の若手ドライバーであるテオ・プシェールに来季F1デビューするチャンスを与えることを検討しているようだとも噂されている。

だが、ドイツ出身の元F1ドライバーであるラルフ・シューマッハは、メルセデスは自分たちのリザーブドライバーであり、2021年にメルセデスのフォーミュラEワークスチームでチャンピオンとなったオランダ人ドライバーのニック・デ・フリースをアルファロメオで走らせようとするだろうと考えている。

「彼(デ・フリース)はそのチャンスを得るにふさわしいよ」

そう語ったラルフ・シューマッハは次のように付け加えた。

「ちなみに、彼はF2ではARTで勝利もあげているしね」

ラルフ・シューマッハが言及したARTとは、バスールが設立したレーシングチームであるARTグランプリのことだ。

ともあれ、2022年には現在ウィリアムズに所属しているジョージ・ラッセルがメルセデスでルイス・ハミルトンのチームメートを務めることになるのはほぼ確実な状況だと見ていいだろう。

ダイムラーのシャレニウス会長はスパ・フランコルシャンにおいて、「それは適切な時期に発表されることになる」と語っていたが、ヴォルフもそれに付け加えて次のように語っている。

「適切な時期を迎えてはいるが、当然ながら、関係するすべての利害関係者のことを考える必要があるんだ」

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