ブリヂストンの元F1タイヤエンジニアであるオランダ出身のキース・ファン・デ・グリントが、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2021年のF1タイトルを獲得するチャンスはまだ残されていると主張した。
F1関係者の中には今季のタイトル争いに関しては現時点でポイントランキングトップに立っているルイス・ハミルトン(メルセデス)が絶対的に有利な状況だと考えている者も少なくないようだ。
それは、夏休み前にメルセデスがパフォーマンスを向上させてきたことに加え、フェルスタッペンは今後規定数を超えるエンジンの投入が避けられない状況となっており、どこかでグリッド降格ペナルティを受けることになるためだ。
だが、ファン・デ・グリントは今や母国オランダのヒーローであるフェルスタッペンにはまだ2021年のタイトルを獲得するチャンスが残されていると考えている。
「私は、まだ終わったとは思っていないよ」
「これからもこの2人の激しいバトルを目にすることになるだろう」
そう語ったファン・デ・グリントは両者それぞれのチームメートであるセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)にも言及しながら次のように付け加えた。
「これからはペレスとボッタスの助けも必要になるし、そうしたサポートが行われることになると期待するべきだ。フェルスタッペンとハミルトンの2人にとって、まだ終わっていないのは確かだよ」