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マックス・フェルスタッペン「レッドブル・ホンダにはあとコンマ1秒か2秒の改善が必要」

2021年08月19日(木)19:39 pm

マックス・フェルスタッペンが、レッドブル・ホンダが再びメルセデスからランキングトップの座を奪い返すためにはあと「コンマ1秒か2秒」の改善が必要だと語った。

2021年シーズン前半を終えた時点では、勝利数では5勝をあげているフェルスタッペンが4勝のルイス・ハミルトン(メルセデス)をリードしているものの、第10戦イギリスGPをリタイア、続く第11戦ハンガリーGPを9位で終えたことが響き、現時点では現F1チャンピオンであるハミルトンがフェルスタッペンを8ポイント差でリードしている。

イギリスGP決勝でハミルトンとの間に起きた事故により大クラッシュを演じたフェルスタッペンだが、そのマシンに搭載されていたホンダエンジンもダメージを負っていたことが明らかとなり、すでに今年の年間許容数である3基目のエンジンを投入しており、今後どこかのレースで新エンジンを投入してグリッド降格ペナルティを受けることは避けられない状況となってきている。

この厳しい状況に加え、フェルスタッペンとレッドブル・ホンダにとって脅威なのは、今年の第5戦モナコGPから第9戦オーストリアGPまでは明らかにレッドブル・ホンダのパフォーマンスがメルセデスをしのいでいたものの、イギリスGP以降再びメルセデスがパフォーマンスを上げてきたことだ。

こうした中、フェルスタッペンは母国オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』に次のように語った。

「これからは、シーズン中にメルセデスが縮めてきたコンマ1秒か2秒を見つけるために、僕たちが取り組み続けなければならない」

「彼らは何年もの間圧倒的な力を誇っていた。その観点から見れば、今シーズンの僕たちはかなりいい位置にいる」

「僕たちがマシンから何を引き出せるかを見ていく必要がある。例えば、ハンガリーではメルセデスは新しいフロアを導入していた」

「きっとエキサイティングな戦いにできるはずだ。僕たちには常に勝つチャンスがあるし、突然諦める必要などないよ」

しかし、ライバルのメルセデスはすでに2021年型車の開発はすべて終了したとの主張を続けている。

フェルスタッペンはメルセデスがハンガリーで新しいフロアを使ったと考えているものの、メルセデスのチームCEOであるトト・ヴォルフによれば、彼らが最後に新しいパーツを投入したのはシルバーストンで行われたイギリスGPだったという。

「空力の開発に関しては、もうかなり前に止めているよ」

そう語ったヴォルフは次のように付け加えた。

「春には最後の開発が終了しており、その時に製造した最後のアップグレードをシルバーストンに持ち込んだんだ。そして、そのアップグレードが機能しているのさ」

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