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【レッドブル】「今年のF1タイトル争いの道のりはまだ長い」とチーム代表

2021年08月17日(火)19:37 pm

夏休み前最後のレースとなった2021年F1第11戦ハンガリーGPでそれまで保っていたランキングトップの座をメルセデスに奪い返されてしまったレッドブルだが、チーム代表のクリスチャン・ホーナーはシーズン後半に巻き返すチャンスは十分にあると考えている。

第10戦イギリスGPをルイス・ハミルトン(メルセデス)とのクラッシュによるリタイアで終えたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は続くハンガリーGPでもバルテリ・ボッタス(メルセデス)が起こしたクラッシュに巻き込まれてしまい、9位で2ポイントを獲得するにとどまった。

このレースで最終的に2位となったハミルトンが18ポイントを稼ぎ、再びフェルスタッペンに8ポイント差をつけてドライバーズランキングトップに浮上している。

ハンガリーではセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)もボッタスにぶつけられてリタイアしており、コンストラクターズランキングもメルセデスがレッドブル・ホンダを逆転し、現在12ポイント差をつけている。

しかし、レッドブルのダメージは単にポイントを逆転されたことだけにとどまるものではない。イギリスGPとハンガリーGPでいずれもマシンやエンジンに大きなダメージを受けたレッドブルだが、今年から導入されたバジェットキャップ(年間チーム予算上限値)により、チームの予算繰りがかなり厳しい状況となってしまっている。

さらに、エンジンが想定外のダメージを受けたことにより、シーズン後半には年間の許容数を超えるエンジン投入が避けられない状況となっており、どこかの時点でグリッド降格ペナルティを受けるのが確実となっている。

「それが何の助けにもならないのは確かだよ」

そう語ったホーナーは次のように続けた。

「事故によるダメージは大きいし、ほかのドライバーの行動によってエンジンを2つ失った可能性もあるんだ」

「だからすごく腹立たしいが、とは言え、1位と2位のポイント差はかなり小さい状態で夏休みに入っている」

「最近の2レースは大きな不運に見舞われてしまった。パーツやエンジンなどにかなり大きなダメージを負ってしまったからね。しかし、我々は気を取り直してシーズン後半の戦いに臨んでいくよ」

ホーナーは、2021年のF1タイトル争いはこれからが本番だとし、来週末にスパ・フランコルシャンで行われるF1第12戦ベルギーGP(29日決勝)でシーズン後半がスタートすれば、まだまだメルセデスからポイントリーダーの座を取り戻すチャンスもあるはずだと次のように付け加えた。

「もちろん、あの2つの週末は厳しいものだったが、あっという間に状況が変わることがあるのは見てきた通りだ。このタイトル争いの道のりはまだまだ長いよ」

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