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ミック・シューマッハは2022年もハース残留でほぼ確定

2021年08月11日(水)18:36 pm

フェラーリが来季もミック・シューマッハを続投させる方向でハースと交渉を行っていることを明らかにした。

7度F1王者となったミハエル・シューマッハの息子であるミックだが、現在はかつて父親が活躍したフェラーリの若手育成プログラムであるアカデミーに所属している。そしてそのフェラーリの支援により、現在フェラーリからエンジン供給を受けているハースから今年F1デビューを飾っている。

だが、今季のハースは昨年までのウィリアムズのように最下位が定位置となってしまっている。そして最近では、フェラーリでは2022年にハース同様フェラーリエンジンを搭載しているアルファロメオにミックを移籍させようと考えているのではないかとの噂がささやかれていた。

しかし、ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは2022年もミックが自分たちのチームで走ることになるだろうと示唆していた。

そして、このほどフェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットもイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。

「今年はフェラーリのドライバー・アカデミーにとってはかなり困難な年になっているが、子供たちには成長するための時間を与えなければならない」

「ミック・シューマッハの最初のシーズンはプレッシャーのない状態で学ぶことが重要であり、現在我々は彼をそこに確定させるためにハースと話し合っているところだ」

実際のところ、フェラーリのチーム代表がこういうコメントを行ったということは、ミックが2022年もハースで走ることになるのは確定的な状況だと考えて間違いないだろう。

一方、現在アルファロメオでキミ・ライコネンのチームメートを務めているアントニオ・ジョビナッツィもフェラーリのアカデミー出身ドライバーだ。そして、ミックが来季もハースに留まることになれば、ジョビナッツィがアルファロメオのシートをキープできる可能性も高まることになる。

ビノットは、今季アルファロメオでライコネンとほぼ互角、もしくはそれ以上のパフォーマンスを示しているジョビナッツィの仕事にも満足しているようだ。

「ジョビナッツィは今も我々(フェラーリ)のリザーブドライバーであり、我々のドライバーに代わる1番目の候補者だ」

27歳のイタリア人ドライバーであるジョビナッツィについてそう語ったビノットは次のように付け加えた。

「彼は毎年成長を示しているし、私は彼がアルファに残ることができるよう望んでいる。彼にはその資格があるからね」

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