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角田裕毅(アルファタウリ)には「まだ時間がある」とレッドブル首脳

2021年08月09日(月)18:00 pm

レッドブルとセカンドチームであるアルファタウリのドライバープログラム責任者として知られるヘルムート・マルコが、2022年も角田裕毅を続投させる可能性が高いことを改めて示唆した。

現在はマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスがレッドブルのドライバーを務め、ピエール・ガスリーとルーキーの角田がアルファタウリのドライバーを務めている。

2023年までの契約があるフェルスタッペンが2022年もレッドブルで走るのは確定しているが、そのチームメートに関してはペレスが続投することになる可能性が高いと考えられている一方でアルファタウリで非常によいパフォーマンスを発揮しているガスリーの復帰もあり得るのではないかと予想しているF1関係者やメディアもある。

また、ルーキーとは言え、ガスリーとのパフォーマンス差が大きく、ミスをすることも多い角田が2022年もそのままアルファタウリのシートを確保するのは難しいのではないかという声も聞こえてきているようだ。

マルコは少し前に、2022年も現在のドライバーラインアップを継続することになると示唆するコメントを行っていたが、このほどそれと同様の発言を行っている。

「これに関しては夏休み後に発表することになるよ」

ドイツの『Speed Week(スピードウィーク)』にそう語ったマルコは、まずガスリーについて次のように続けている。

「彼(ガスリー)は間違いなく彼にとって最強のシーズンを送っているよ。だが、彼はアルファタウリのチームリーダーとして非常に重要なんだ。チームは中団でトップに立てるチームになっているからね」

「ガスリーとは2023年までのオプション契約があるから、それを使うことになるよ。ほかの全ての噂はナンセンスだ」

マルコはさらに21歳の角田について次のように続けている。

「彼は若く、日本人のメンタリティを強く持っているが、全く必要のない時にミスをしてしまう」

「彼は、頭はヘルメットを被るためだけにあるのではなく、考えるためにもあることを理解する必要があるね。だが、彼は大丈夫だろう。彼にはまだ時間がある」

一方、レッドブル・ホンダは今シーズン前半の最終戦であったハンガリーGPでメルセデスにドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権いずれも首位の座を奪い返されてしまっている。

マルコは、現チャンピオンであるルイス・ハミルトン(メルセデス)との戦いは第12戦ベルギーGP(29日決勝)からスタートするシーズン後半でもかなり厳しいものになるだろうと次のように語っている。

「我々は全てのサーキットで強い。だが、ハミルトンという非常に強い敵がいる。そして彼には絶対にあきらめないメルセデスというチームがついている」

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