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【ホンダF1】厳しい展開も角田裕毅が今季4度目のポイント獲得/F1イギリスGP

2021年07月19日(月)5:59 am

F1第10戦イギリスGP(シルバーストーン)決勝レースを終え、ホンダF1が次のように振り返った。

●【2021年F1第10戦イギリスGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

■ホンダF1:レースレポート
ホンダF1最高順位:10位

F1第10戦イギリスGPの決勝は、非常に厳しい戦いとなりましたが、Hondaパワーユニット勢の最上位にスクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田裕毅が入り、ポイント獲得を果たしました。

前日に行われたスプリント予選の結果により、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションからスタート。スプリント予選をリタイアで終えた、セルジオ・ペレスは、パーツ交換を行ったためにピットレーンスタートとなりました。

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダは、ピエール・ガスリーが12番グリッド、角田裕毅が16番グリッドとなりました。このフォーマットでは、全ドライバーがスタートタイヤを自由に選択できますが、ペレスがハードタイヤを装着したほかは、全員がミディアムタイヤを選択しました。

■1周目にフェルスタッペンがクラッシュ

スタート直後から、フェルスタッペンとルイス・ハミルトン(メルセデス)は激しいバトルを繰り広げると、ターン9のコプスで、後方からオーバーテイクを試みたハミルトンが、フェルスタッペンの左リアに接触。フェルスタッペンは高速でコース外のバリアへ衝突しました。

これによってレースは赤旗中断となったものの、幸いにもフェルスタッペンは自力でマシンを降り、救急車へ歩いて乗り込むことができました。その後、予防の意味も含めてさらなる検査を行うために、地元の病院へと搬送されました。このインシデントに対して、スチュワードは、ハミルトンに10秒加算のタイムペナルティーを科しました。

マシン回収とバリア修復を行ったため、レース中断は30分以上に及びましたが、この間にはタイヤ交換とマシン修復が認められており、全車がスタンディングスタートでの再開に備えます。

■レース再開

残り49周時点からスタンディングスタートで再開されると、19番グリッドのペレスが見事な追い上げで12番手まで浮上。しかし、ここでペースの上がらないエステバン・オコン(アルピーヌ)に引っかかっていたガスリーの後方で抑えられる形となり、ペレスは18周目にピットイン。ミディアムタイヤに交換して2ストップ戦略に切り替えます。

一方、スクーデリア・アルファタウリ勢はピットストップを遅らせる戦略に挑みます。ガスリーはトラックリミット違反の警告を受けたことから、ドライビングを修正しつつ、DRSトレイン状態の中でレースを進めます。周囲のマシンがピットストップを終えて単独走行となると、28周目にハードタイヤに交換。角田はその背後でペースを上げると、全車の中で最も遅い30周目にピットストップを行います。

■ペレス、ハミルトンの1ポイントを阻止

トップ10に浮上していたペレスは、38周目に2度目のピットストップを行い、再度ミディアムタイヤを装着。オーバーテイクを繰り返し、46周目にパンクを喫したガスリーがピットインしたことで11番手まで浮上。さらにキミ・ライコネン(アルファロメオ)をパスしてポイント圏内に入りますが、チームはここでチャンピオンシップを考えて戦略を切り替えます。

ハミルトンがレースのリードを奪い、ファステストラップも記録したため、ペレスはソフトタイヤに交換してファステストラップを更新。ペレスは16位でフィニッシュしたため、トップ10以上に限定されるファステストラップポイントの獲得はなりませんでしたが、タイトル争いのライバルであるハミルトンの1ポイント追加を阻止しました。

角田はペースを維持しながら順位を上げて、16番グリッドから10位入賞を果たしました。これが自身4度目、2戦ぶりのポイント獲得となります。

ガスリーは2度目のピットインの後に、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)をオーバーテイクし、角田に続く11位でフィニッシュしました。

次戦はサマーブレイク前最後のレースとなる、第11戦ハンガリーGP。8月1日(日)に決勝が行われます。

●【最新ランキング表】ハミルトンとメルセデスが点差を縮める!2021年F1チャンピオンシップ・ランキング

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