F1第10戦イギリスGP(シルバーストーン)決勝レースが行われ、田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のように振り返った。
●【2021年F1第10戦イギリスGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)</b>
ホンダF1最高順位:10位
「今日のイギリスGP決勝は、我々にとって非常に厳しい結果になりました。
ポールポジションからスタートしたレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手は、いいスタートを決めたものの、オープニングラップで後ろから迫るハミルトン選手に接触されてコントロールを失い、タイヤバリアに突っ込みレースを終えました。非常に残念ではありましたが、激しいクラッシュにもかかわらず、フェルスタッペン選手に大きなケガなどがなさそうなことは幸いでした。
昨日のスプリント予選でのリタイアを受けてピットレーンからスタートしたチームメートのペレス選手は、オーバーテイクが困難なレースでトラフィックの状況などにより、非常に難しい展開となりました。一時は10番手までポジションを上げましたが、最終的にはノーポイントと、こちらも残念な結果になりました。
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダについては、週末を通してペースが上がらず苦しい戦いでしたが、粘り強く走った角田選手が10位入賞と、貴重なポイントを獲得できたことはよかったと思っています。
今回のレース結果は非常に厳しいものですが、これがチャンピオンシップを戦っていく厳しさだとも感じています。
気持ちを入れ替えて、次戦ハンガリーGPに向けて準備を進めます。このあともタフな戦いが続くと思いますが、強力なライバルを相手にいいレースができるよう、最善を尽くしていきたいと思います」
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