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【F1イギリスGP】F1初のスプリント予選、週末の流れはどうなる?

2021年07月16日(金)22:23 pm

F1第10戦イギリスGP(シルバーストーン)は、F1初のフォーマットが行われるレースとなるが、その流れをおさらいしてみよう。

支給されるピレリタイヤは、通常より1セット減って12セット(ソフト6セット、ミディアム4セット、ハード2セット)となる。

●【F1第10戦イギリスGP】タイムスケジュール

■金曜日

【フリー走行1回目:60分】
通常はフリー走行が3回行われるところをF1イギリスGPでは2回となる。

そのため、シミュレーションでの事前セットアップと、60分間でのセットアップ変更がいつも以上に重要となる。

ショートランとロングラン、多くのデータ収集をし、短時間で多くの確認と調整が必要になる。

【予選:60分】
通常は土曜日の午後に行われる予選だが、金曜日の午後に行われる。

60分間のQ1・Q2・Q3というフォーマットは同じだが、タイヤについては違う。いつもはQ3に進んだ10台については、Q2でベストタイムを記録したタイヤがレーススタートタイヤとなるが、そのルールも適用されない。使用できるタイヤはソフトタイヤ4セットのみとなる。なお、Q3に進んだ10台については、追加のタイヤを使うことができる。

また、いつもはレースのスターティンググリッドを決めるための予選となるが、ここでは新たに始まる「スプリント予選(F1スプリント、スプリントレースとも呼ばれる)」というショートレースのスターティンググリッドを決めるものとなる。

この予選後、クルマはパルクフェルメに入るため、夜にセットアップ変更ができない。

■土曜日

【フリー走行2回目:60分】
このセッションで、クルマのバランス、ブレーキ、車高、そしてレースに向けてタイヤのデグラデーションの確認に充てることが許されるが、コンポーネント変更などは制限される。

【スプリント予選:約30分、17周(100km)】
F1初の試みとなる「スプリント予選」は、通常のレースの3分の1となる100kmで行われる。シルバーストーンでは17周となり、時間は約25分から30分程度となる予定だ。

■タイヤ
各チームは17周を同じタイヤでノンストップで最後まで走ることになる。タイヤの選択は自由だ。

■ポイント
「スプリント予選」の1位〜3位は3・2・1ポイントを獲得できるが、表彰式は行われない。

■スターティンググリッド
この「スプリント予選」のスターティンググリッドは、金曜日の「予選」の結果となり、日曜日のレースのスターティンググリッドはこの「スプリント予選」の結果となる。

■日曜日

【レース:52周(約300km)】
いつものレースと違うのは、スタート時点のタイヤがトップ10も含めて自由に選択できるということだ。そのため、フォーメーションラップが始まる直前にタイヤウォーマーが外されるまで、ライバルがどのタイヤを選択しているのか分からないため、レース戦略が大きく変わる可能性がある。

タイヤは、2つのコンパウンドを使用する義務があるのは同じだ。

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