【アルファタウリ・ホンダ】ガスリー「スプリント予選でのあらゆるシナリオを検討してきた」／F1イギリスGP
F1第10戦イギリスGP（シルバーストーン）を前に、ピエール・ガスリー（アルファタウリ・ホンダ）が次のようにコメントした。
■ピエール・ガスリー（アルファタウリ・ホンダ）
先日の3連戦を振り返ると、3レースとも予選はうまくいき、僕はすべてQ3に進出することができた。土曜日のパフォーマンスはいつも素晴らしいし、フランスでは母国の観衆の前でいいレースができて楽しめた。
オーストリアの2戦目もいい形で終えられた。簡単な戦いではなかったけど、それだけ常に争いの中にいるということだ。オーストリアの1戦目はあっという間に終わってしまったものの、チームとしてはいい仕事ができていた。マシンもよく機能し、僕らは正しい方向へ向かっていると思うので、これがシルバーストーンでも続けられればと思うよ。
今週末で最大の変化点は土曜日にレースをすることだ。フリー走行でマシンのセットアップを行うのは予選前に1回のセッションしかない。大きな変更だから、普段よりも走行前の準備を整えておくことが重要になる。セットアップについては、いいベースラインを持って走行に入っていくことが必須だ。
新フォーマットでは、レース環境でマシンのパフォーマンスがどうなるかがかなり重要で、僕らが予選でのパフォーマンスに比べて少し課題を抱えている部分でもある。僕らは予選では期待以上で、やや苦しんでいる他チームよりも上位に行けるけど、どちらかというとレースでのポジションの方が本来の実力なのかもしれない。ただ、オーストリアでは上位陣と異なる戦略でトップ5まで4～5秒差だったので、問題はないはずだ。
レースに向けて少し課題があるとしても、混戦の中にいられるというのはポジティブなことだ。エンジニアと多くのことに取り組み、シミュレーターもこなして、スプリント予選という新フォーマットでのあらゆるシナリオを検討してきた。また、今回はピレリが新しいタイヤを持ち込むんだ。安全性のためではあるけど、オーストリアで試した経験から、感触はあまり変わらないのではないかと思うよ。
シルバーストーンは大好きで、お気に入りのコースの一つだ。特に、マゴッツからベケッツにかけては、シーズン中でも最もエキサイティングなセクションと言えるね。シルバーストーンでは、オーバーテイクは難しいとは言われるけど、僕は可能だと思っているし、セブ（セバスチャン・ベッテル／アストンマーティン）をシケイン手前の右コーナーでアウト側からかわすなど、昨年もいくつか追い抜きを決めることができた。
オーストリアでは大観衆の前でレースができて楽しかったし、シルバーストーンでは満員の観衆が入ると発表されている。雰囲気は最高のはずだから、とても楽しみだよ。
