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「角田裕毅は将来F1で成功する」とアルファタウリのボス

2021年07月13日(火)17:19 pm

アルファタウリのチーム代表を務めるフランツ・トストが、現在唯一の日本人F1ドライバーである角田裕毅がそのうち本来持っている実力を発揮し始めるはずだと示唆した。

2020年にF1直下のジュニアカテゴリーであるF2選手権を総合ランキング3位で終えた角田は今季アルファタウリ・ホンダでF1デビューを飾った。

前評判がかなり高かった角田だが、実際にシーズンがスタートするとなかなか波に乗ることができず、ここまでに行われた9レースの予選では一度もチームメートのピエール・ガスリーを上回ることができず、獲得ポイントもガスリーの39ポイントに対してわずか9ポイントと、不本意な結果に終わってしまっている。

最近では、レッドブルとそのセカンドチームであるアルファタウリのドライバープログラム責任者を務めるヘルムート・マルコもしばしばミスが多い角田に対して苦言を口にするようになっている。

しかし、トストは21歳の角田に必要なのはF1に適応するための時間だと語り、次のように付け加えた。

「私は、若いドライバーがF1に参戦するのは本当に難しいことだと思っている」

トストはさらに、角田のような若いドライバーが複雑なスポーツである現在のF1を学ぶには、どうしてもミスやクラッシュがつきものなのだと次のように続けている。

「このことを若いドライバーに教えることはできないんだ。だが、ユウキは本当によくなりつつあるし、プロセス全体は絶対に正しい方向へと向かっているよ」

「ルーキーが最初からすべて分かっていると期待することはできない。だから、私は若いドライバーがこの複雑なF1を理解するには3年は必要だとこれまでずっと言い続けてきたんだ」

「F1は数年前と比べてもはるかに複雑になっているからね」

「私はユウキにはすごく満足しているよ。彼には素晴らしい天性のスピードがあるし、日に日に、セッションごとに、改善している」

そう述べた65歳のトストは次のように付け加えた。

「私は、今シーズン後半は非常によくなるだろうし、ユウキも将来は成功を収めるだろうとかなり楽観的に考えているよ」

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