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【メルセデス】今年のF1タイトル獲得をあきらめたりはしないとチーム代表

2021年07月09日(金)19:32 pm

メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(チームCEO兼代表)が、2021年のF1タイトル獲得をあきらめるつもりはないと主張した。

ハイブリッド方式の現行F1エンジンが導入された2014年以降、昨年までメルセデスがドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルの両方を7年連続で獲得している。しかも、いずれの年もメルセデスがライバルに大差をつけて勝利を収めてきた。

だが、今年は9戦を終えた時点で両タイトル争いをリードしているのはマックス・フェルスタッペンを擁するレッドブル・ホンダだ。

ヴォルフも次のように語り、これは「新たな経験」だと認めている。

「我々は非常に面白い人生の実験に直面している。7年連続でタイトルを獲得したのち、再び厳しい戦いの場にいるのは新たな経験だし、これによって我々はさらに強くなるよ」

「何年かあとで振り返ったとき、あれは必要だったのだと言うだろうね」

ヴォルフは、メルセデスはすでに新F1技術レギュレーションが導入される2022年に向けた開発に全力を投じていると主張しているものの、トラックサイド・エンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンによれば、来週末にシルバーストン・サーキットで行われる第10戦イギリスGPには「非常に興味深い」改良パーツを持ち込むことになるようだ。

ヴォルフは『Motorsport-Magazine.com』に次のように続けた。

「我々は戦いをあきらめるつもりはないよ。それだけはしたくない」

「前向きなことは、まだ13もしくは14レースが残っていて、レッドブルとの間にリタイヤ1回分の差しかないことだ」

イギリスGPの舞台となるシルバーストンはメルセデスに有利なサーキットだと考えられている。それでも、ヴォルフは来週末のレースで一気に状況を好転させることは難しいだろうと考えているようだ。

「我々はオーストリアではレッドブルと戦うために必要なパフォーマンスを発揮することがなかった。そのことは分かっているよ」とヴォルフは付け加えた。

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