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【フェラーリ】最大の問題はカリスマ的リーダーがいないことだと元エンジニア

2021年07月08日(木)18:29 pm

フェラーリでかつてエンジニアを務めていたルイジ・マッツォーラは、イタリアの名門F1チームであるフェラーリに今最も賭けているのは「支配力を持つリーダー」だと考えている。

現在F1最高責任者を務めているステファノ・ドメニカリが2014年シーズン序盤にチーム代表の職を追われて以来、フェラーリではチーム代表を何度か変えてきており、現在はかつて技術部門を率いていたマッティア・ビノットがチーム全体の指揮を執っている。

また、フェラーリでは最高権威職である会長もルカ・ディ・モンテゼーモロからセルジオ・マルキオンネ、ジョン・エルカーンと変わってきているほか、今年の9月には新たにベネデット・ヴィーニャが新CEOに就任する予定となっており、上層部も流動的な状況が続いている。

1988年から2009年までフェラーリに所属し、レースエンジニアからパフォーマンス開発責任者といった職務をこなしてきた実績を持つマッツォーラは「支配的人物」の欠如がフェラーリ不振の原因となっているのだと考えている。

「まさに、モンテゼーモロのような支配的な人物がいないことが問題なんだ」

「彼はカリスマ的なリーダーだったし、1970年以来ずっとフェラーリを代表する男だった」

そう語ったマッツォーラは、かつてフェラーリで重要なポストにあった現FIA(国際自動車連盟)会長のジャン・トッドと現F1モータースポーツ担当マネジングディレクターのロス・ブラウンの名前を挙げながら次のように付け加えている。

「そして、ジャン・トッド(元チーム代表)やロス・ブラウン(元技術責任者)もいたし、プレッシャーの中でも実力を発揮できる状況を作り出していたんだ。目的は勝つこと以外何もなかったからね」

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