F1オーストリアGP(レッドブル・リンク)予選で、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)は、3グリッド降格ペナルティを科せられた。予選Q2において、アタック中のフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)の走行をベッテルが妨害したという理由だ。
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土曜日に34歳の誕生日を迎えたばかりのベッテルだったが、ターン9とターン10の間で、意図せずにアロンソを妨害してしまった。このエリアは、安全上の理由からドライバーは減速しないことをFIAレースディレクターのマイケル・マシと合意していたエリアだった。
ベッテルに引っかかった結果、アロンソは14番手というタイムでQ2を終え「僕の週末は事実上終わってしまった」と述べたが、ベッテルを責めることはなかった。
一方のベッテルは「ブロックを避けられなかった」とアロンソに謝罪した。
しかし、スチュワードは次のように述べた。
「アロンソは、Q2終了直前にファステストラップを出していた。彼が最後の2つのコーナー(ターン9、10)に差し掛かった時、まだ3台のマシンが最後の予選ラップに備えて列をなしていた。この列の最後尾にいたベッテルがアロンソを妨害したため、結果的にアロンソは最後の予選ラップを中止しなければならなかった」
この結果、ベッテルは3グリッド降格となり、11番グリッドからレースをスタートすることになった。また、F1ライセンスに対して1ペナルティポイントも科せられ、過去12ヶ月間の累積ペナルティ数は6となった。
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