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【マクラーレン】リカルドは全てのレースでポイントをとる必要がある

2021年07月01日(木)18:43 pm

マクラーレン首脳がついにダニエル・リカルドのパフォーマンスを不満に思っていることを明らかにし始めたようだ。

2018年までレッドブルに所属し、通算7勝をF1であげた実績を持つリカルドだが、2019年に移籍したルノーに2シーズンで別れを告げ、今季はマクラーレンに移籍している。

しかし、なかなかマクラーレンの2021年型F1マシンに馴染むことができないためか、リカルドはここまで苦戦が続いており、チームメートの若いランド・ノリスが8戦を終えた時点で86ポイントを獲得してドライバーズランキング4番手に位置しているのに対し、リカルドは34ポイントでランキング9番手と大きく出遅れてしまっている。

マクラーレンは今季フェラーリとコンストラクターズランキング3位を争っており、現時点では12ポイント差でフェラーリをリードしている。

しかし、このところフェラーリも調子を上げてきており、マクラーレンが現在のポジションを最後までキープするためにはリカルドとノリスの2人がコンスタントにポイントを獲得し続けることが非常に重要になってくる。

こうした中、マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルはレッドブルリンクで先週末に行われた第8戦シュタイアーマルクGPを13位で終えてノーポイントに終わったリカルドについて、スペインの『Marca(マルカ)』に次のように語った。

「ダニエル自身はそれまでのレースで上げてきていた調子を維持することができなかったことで非常に失望している」

「しかし、これからまた同じサーキットでレースをするということは、学習のプロセスとしては完璧だよ。我々が導き出した結論が正しいかどうかをそこで検証したいと思っている」

今週末に同じレッドブルリンクで開催される第9戦オーストリアGPに言及しながらそう語ったザイドルは次のように付け加えた。

「我々の戦いにおいて、2台のマシンが全ての週末でポイントを獲得する必要があることは明らかだからね」

ライバルのフェラーリとしても昨年はコンストラクターズランキング6位という不本意な結果に終わっただけに、今年はレッドブル・ホンダやメルセデスには及ばないとしても、少なくともランキング3位には返り咲いておきたいところだろう。

しかし、フェラーリでは実際のところ、今年ランキング3位を目指すことよりもF1技術レギュレーションが大きく変わる2022年に向けた開発の方を重要視しているのは間違いないようだ。

「我々にとってマクラーレンよりも多くのポイントをとることは、それほど重要ではないよ」

フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットはそう語ると次のように付け加えた。

「私は今シーズンが始まるときすでに、新しいレギュレーションに対応するために全ての面で改善することが我々の最大の課題だと言っていたよ」

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