F1第8戦シュタイアーマルクGP(レッドブル・リンク)予選終了後、予選8番手を獲得した角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は3グリッド降格ペナルティと2ペナルティポイントを科せられた。
●【F1第8戦シュタイアーマルクGP】暫定スターティンググリッド
角田は自身のアタックを終えてレーシングラインでスロー走行中、チームはバルテリ・ボッタス(メルセデス)がアタックに入ったことは伝えたものの、ボッタスが近づいていることをチームは知らせなかったため、角田はボッタスに気がつくのが遅れてしまい、結果的にボッタスのアタックを妨害してしまった。
スチュワードは「ドライバーは他車を不必要に妨害しないよう注意する責任がある。チームはドライバーに知らせるべきだったが、コミュニケーションの欠如は言い訳にはならない」と発表した。
角田はペナルティを受ける前に次のようにコメントしていた。
「正直に言ってイン側に行くとブレーキングゾーンになるし、バルテリ(・ボッタス)がイン側からオーバーテイクすると予測したので、だから大きく避けました」
「スチュワードの判断によると思うけど、とても難しいと思う。正直なところ彼のラップをあまり壊していないと思うけど、どうなるのか分からないです」
一方、予選後のボッタスは「Q3の1回目の走行で角田に引っかかってしまい、コンマ2秒ほどロスしてしまった」と述べている。
そのボッタスは、フリー走行2回目にピットレーンでのスピンが危険なドライビングと判断され、3グリッド降格ペナルティと2ペナルティポイントを科せられている。
この結果、ボッタスは2番グリッドから5番グリッドへ、角田裕毅は8番グリッドから11番グリッドへと降格することとなった。
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