F1フランスGP(ポールリカール・サーキット)を前に、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が次のようにコメントした。
■角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
「バクーまでは苦戦が続いていたので、結果を出せていい気分でした。それまでのレースと比べて、普段以上にいい準備ができていましたし、FP1の時点で準備が整っていると感じていました」
「バクーの前の週にイタリアへと引っ越して、ファクトリーで過ごす時間を多く取れたので、レースウイークでのアプローチを学ぶとともに、マシンが抱えていたその時点での課題を確認できました。レースウイークへのアプローチを少し変えて、(チームとの)会話も増やすことができて、うまくいきました」
「予選では初めてQ3進出を果たし、レースに向けたアプローチについて、自分なりの新たなスタンダードを確立できたと思います。結果についても上々で満足はしていますが、リスタート後に順位を落としたことは残念でした」
「アゼルバイジャンの後はイタリアに戻っていました。気候も食べ物もよくて、ファクトリーで過ごしてエンジニアと話す時間も多く取れました。シミュレーターセッションのためにはUKへ移動しなければなりませんが、イタリアへの引っ越しは正しい判断でしたし、とてもポジティブです」
「僕はF3時代にポールリカールで2回のレース経験があり、ポルトガル、モナコ、バクーといった全く経験のないサーキットとは状況が異なるのはポジティブな要素になります」
「F1マシンではまた違うはずですし、一周の中でもセクター3がカギになり、タイヤのデグラデーションも重要なファクターです。コースはフラットですし、過去2戦と違って、ウォールもありません。とても広いランオフエリアがあるので、限界を探っていく中で、そこまで注意深くなる必要がなくなります」
「セットアップの面では、低速の90度コーナーがないので、僕らのマシンが好調だったアゼルバイジャンとはかなり異なると思います。すべての面で、全く異なるコースです。楽しみにしていますし、またポイント獲得ができればと思っています」