F1アゼルバイジャンGPフリー走行2回目、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)がトップタイムを刻み、2番手にはフリー走行1回目トップのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続き、レッドブル・ホンダは初日をワン・ツーという最高の結果で締めくくった。
●【F1第6戦アゼルバイジャンGP】フリー走行2回目のタイム差、周回数
3番手にはカルロス・サインツ(フェラーリ)、4番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続き、ここでもフェラーリが好調さをキープしている。
1時間のセッション開始13分、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)が突如パワーを失い赤旗が出された。そしてセッション開始28分頃、ルクレールがターン15でバリアに真っ直ぐ突っ込んでしまい、バーチャルセーフティカー(VSC)が出された。フロントウイングを落としたものの、そのまま自走してピットへ戻った。
VSC後、ペレスが1分42秒115のファステストラップをマークしトップへ。好調なチームメートのフェルスタッペンを0.101秒も上回った。レッドブル・ホンダはいずれもソフトタイヤでのタイムだ。
■好調フェラーリ、心配なメルセデス
フェラーリ勢は前半、2台ともミディアムタイヤでベストタイムをマークしており、最終的にはソフトタイヤでサインツが3番手、ルクレールが4番手に入った。フェラーリは前戦モナコGPに続き公道サーキットでの速さを維持し、ミディアムでもソフトでも強さを発揮しそうだ。
一方で、ここでも心配なのは王者メルセデスだ。まだ初日とはいえ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が11番手、バルテリ・ボッタス(メルセデス)は16番手と苦戦している。無線の内容からしても楽な状況ではなさそうだ。
■ガスリー好調、角田は周回重ね10番手
アルファタウリ・ホンダは、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がフェラーリのわずか0.098秒後ろの5番手で終え、好結果が期待できそうだ。
一方、イタリアのチームの近くに引っ越したばかりの角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は、フリー走行1回目では壁に接触するミスをしたもののこのセッションでは25周を走りきり、王者ハミルトンを0.026秒上回り10番手に入った。
2日目は、フリー走行3回目が日本時間18時、予選が同21時に行われる。