マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の方が自分よりも完成されたドライバーだとは思っていないと語った。
テレビのF1解説者の中には、2015年に17歳という若さでF1デビューを飾ったフェルスタッペンが、それ以降素晴らしい成長を見せたと賞賛する一方で、現時点ではハミルトンの方がより完成度の高いドライバーだと考えている者も少なくないようだ。
そうした見方について質問されたフェルスタッペンはテレビ局『Sky Italia(スカイ・イタリア)』に次のように答えた。
「僕はそうは思わないよ。でも、それは僕の意見だけどね」
「確かに、彼の方が経験は多い。でも、だからといって彼の完成度が高いということにはならないよ。それは僕の意見だし、誰からも賛成してもらう必要はないけどね」
ともあれ、今後現F1チャンピオンであるハミルトンとますます激しい戦いを展開していくことが予想されているフェルスタッペンだが、自身もすでにF1で6年の経験を持っており、今年は最強メルセデスのハミルトンと互角の戦いを演じている。
現時点ではわずかに4ポイント差ではあるもののフェルスタッペンがハミルトンを抑えてランキングリーダーとなっている。しかし今のフェルスタッペンには必要以上の気負いはないようだ。
23歳のフェルスタッペンは、オーストリアのテレビ局『Servus TV(セアヴスTV)』に次のように語っている。
「以前はよく怒鳴っていたけど、今はリラックスしているよ」
いまやどっしりとした落ち着きさえ感じさせるフェルスタッペンだが、それは精神面だけでなく身体的にも言えることのようだ。
「17歳から23歳になれば、いろいろ変わるものだよ。それは全く普通のことさ」
『Sky Italia(スカイ・イタリア)』にそう語ったフェルスタッペンは、2015年のF1デビュー当時と比較すると現在は体重が10キログラム増加していると認め、次のように付け加えた。
「昨年との比較では、また増えているよ。でも、クルマに乗ったときにそのことが問題になることは全くないよ。僕は装備を全て付けた状態で78キログラムだよ」