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フェラーリにはもうポールを取るチャンスはないだろうと元F1ドライバー

2021年05月28日(金)5:16 am

スイス出身の元F1ドライバーであるマルク・スレールは、今後のレースではフェラーリがポールポジションや優勝を狙うのは無理だろうと考えている。

先週末に行われた今季のF1第5戦モナコGPではフェラーリが強さを示し、シャルル・ルクレールがポールポジションを獲得。そのルクレールはマシントラブルで決勝には出走できなかったものの、予選4番手だったカルロス・サインツはバルテリ・ボッタス(メルセデス)のリタイアもあって決勝ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に次ぐ2位でチェッカーフラッグを受けている。

かつてアロウズやブラバムなどで戦った経験を持つ69歳のスレールは『sport.de』に対し、モナコでフェラーリが速かった理由を次のように語った。

「全てのクルマの中で、フェラーリはどこよりも縁石をうまく扱えていたんだ。少なくとも、それは彼らにとってはいい兆候だよ」

「クルマが跳ねてしまえば加速することはできない。だが、縁石を越えた後すぐにマシンの挙動が落ち着けばまたフルパワーをかけることができる」

「それがモナコでは大きなアドバンテージになっていたと思うし、バクー(第6戦アゼルバイジャンGP/6月6日決勝)でもそれが彼ら(フェラーリ)に味方すると思う」

スレールは、縁石をうまく乗り越えることができるフェラーリ2021年型F1マシンの特性はほかのサーキットでのレースにおいても役立つだろうと考えているものの、今後のレースでフェラーリがポールポジションや優勝を狙うのはもう無理だろうと次のように続けた。

「彼らが(モナコGP予選で)トップ2チーム(レッドブルとメルセデス)に勝つことができたのは、まさにモナコの特性によるものだったと思っている」

「ほかのサーキットでもそうなるとは私には思えない。だが、彼らが目指していた3位は絶対に可能だと思うよ」

「彼らはマクラーレンとそれを争うことになるが、基本的にはそれは彼らの能力の範囲内だと私は思っている」

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