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「サインツに関しては僕が間違っていた」とニコ・ロズベルグ

2021年05月27日(木)18:59 pm

2016年のF1チャンピオンであるニコ・ロズベルグが、フェラーリがカルロス・サインツを獲得した時に苦言を呈したのは自分の間違いだったと認めた。

現在はイギリスや母国ドイツのテレビ局でF1解説を担当しているロズベルグだが、昨年フェラーリがセバスチャン・ベッテル(現アストンマーティン)の後任として当時マクラーレンに所属していたサインツと2021年から2年間の契約を結んだことが明らかとなった時、それに対して批判的なコメントを行っていた。

「僕が間違っていたよ」

テレビ局『Sky Italia(スカイ・イタリア)』にそう語った35歳のロズベルグは次のように続けた。

「昨年、僕も『どうしてカルロス・サインツと契約するんだ? ダニエル・リカルドを選ぶべきだ!』と言っていた」

「でも、今のリカルドだけでなく、ベッテルやペレス(レッドブル)とサインツを比較すれば、状況は一目瞭然だ」

「この4人の中で以前からずっとそのチームで走っていたかのような印象を与えているのはサインツだけだ。彼はフェラーリで本当にうまくやっているように見えるし、シャルル・ルクレールも気が抜けない状況になっている」

「モナコでの彼はほぼルクレールと互角だった。だから、僕としてもカルロスの素晴らしい活躍を祝福するしかないよ」

「結局、フェラーリは正しい人選をしたということだ。彼の仕事ぶりを見るのは本当に楽しいよ」

ロズベルグはさらに、ルクレールがモナコGP予選でクラッシュしたことで、ポールポジションを獲得するチャンスを失ったサインツが、フェラーリに来て初めて2位表彰台に上ったことも素直には喜べないとしたサインツを賞賛している。

「彼は2位になったのに少しイライラしていたが、僕はそれを好ましく思ったよ」

そう語ったロズベルグは次のように付け加えた。

「彼は自分には土曜日にポールをとるだけの速さがあり、次の日にはレースで勝つだけの速さがあると感じていたんだ。そして、それが勝利を手にするドライバーの姿勢なんだ」

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