F1第5戦モナコGP予選でポールポジションを獲得した地元出身のシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、トップタイムの状態でプールサイドシケイン出口でクラッシュ、異常な状況のまま予選が赤旗終了していたが、ダメージがギアボックスにまで影響していないかが懸念されていた。
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土曜日の夜にフェラーリが損傷したマシンの初期検査をしたところ、ギアボックスに深刻なダメージは見つからなかったと発表したことから、予定通りにポールポジションからスタートできる見込みだ。
しかし、このギアボックスのままレースを戦えるかを判断するために、明日さらなるチェックをするとも発表していることから、スタート直前まで分からないだろう。
もしルクレールがギアボックスを交換すると、5グリッド降格ペナルティを科せられて6番グリッドからスタートすることになり、ポールポジションはフェルスタッペンとなる。
セッション後、ルクレールは2019年メキシコGP以来となる18ヶ月ぶりのポールポジションを獲得したものの、クラッシュしてしまったため複雑な心境を明かしていた。そして、最終ラップにアタックしていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)も明らかに不満顔で、さらにルクレールのチームメートのカルロス・サインツ(フェラーリ)も得意のモナコでポールを狙っていただけに「受け入れるのが難しい」と述べている。