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【ホンダF1】チャンピオンシップ争いで重要となる30ポイントを獲得/F1第3戦ポルトガルGP

2021年05月03日(月)8:51 am

F1第3戦ポルトガルGP決勝レース(66周)がアルガルベ・サーキットで行われ、ホンダF1が次のように振り返った。

●【F1第3戦ポルトガルGP】決勝レース結果、タイム差、周回数、ピット回数

■ホンダF1:決勝レースレポート
決勝レース:2位

F1第3戦ポルトガルGPの決勝は、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2位、セルジオ・ペレスが4位でフィニッシュし、チャンピオンシップ争いで重要となる30ポイントを獲得しました。

■スタート直後にセーフティカー出動

レッドブルの2台が2列目に並んだスタートでは、フェルスタッペンが3番手を確保する一方で、ペレスはカルロス・サインツ(フェラーリ)の後方5番手にポジションを落とします。しかし、1周目を終える頃に発生したキミ・ライコネン(アルファロメオ)のアクシデントによってセーフティカーが出動。このリスタートのターン1で、フェルスタッペンはルイス・ハミルトン(メルセデス)をパスして2番手に浮上し、首位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)に迫りました。

ペレスもリスタートからすぐにサインツをパスしたものの、その先でランド・ノリス(マクラーレン)に先行され、5番手のままでの走行となりました。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダは、ピエール・ガスリーがトップ10内をキープし、角田裕毅は後方での戦いを強いられました。

■フェルスタッペン、10周目にオーバーステアで苦しむ

フェルスタッペンは、10周目の終わりにオーバーステアの症状が出てハミルトンに接近を許すと、その後のターン1でパスされ、3番手に。ハミルトンはそのまま首位に躍り出たため、ボッタスを追走する形になりました。15周目には、ようやくペレスがノリスをオーバーテイクしますが、この時点でトップ3の約10秒後方となっていました。

角田は序盤で2回のトラックリミット違反の警告を受けますが、そこからドライビングを修正してペースを向上。ターン5でジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)をパスして15番手に浮上すると、15周目にピットインしてハードタイヤに交換しました。

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダは2台で戦略を分け、ソフトタイヤでスタートしたガスリーは24周目にミディアムタイヤへと交換。このタイヤでのロングスティントを目指しました。

■終盤のファステストラップ合戦

フェルスタッペンが徐々にボッタスとの差を詰めたところで、レッドブル・レーシングはアンダーカットを目指して35周目にハードタイヤへの交換を敢行。メルセデスもこれに反応し、この1周後にボッタスをピットインさせますが、アウトラップのターン5でフェルスタッペンがオーバーテイクを決め、2番手へと順位を上げました。

その後、ハミルトンがピットインしたことで、ペレスが首位に浮上。50周以上にわたってタイヤを持たせてリードを守りましたが、ハミルトンにパスを許した直後にピットインし、ソフトタイヤに交換しました。これで4番手に戻ったペレスは、ファステストラップをマーク。

これを受けて、ボッタスとフェルスタッペンはレース終盤の63周目と64周目にピットインしてソフトタイヤに交換し、ファステストラップポイント獲得を目指しました。

フェルスタッペンは、最終ラップでボッタスを0.016秒上回ってファステストラップを記録しましたが、このラップのターン15でトラックリミット違反と裁定され、タイムが取り消されます。しかし、2位を守り18ポイントを獲得。ペレスも4位をキープしてフィニッシュしました。

ガスリーはミディアムタイヤでの走りに苦戦し、一時はポイント圏外まで順位を落としましたが、終盤に追い上げを見せ、残り2周となったターン1でサインツをオーバーテイク。10位に順位を上げ、ポイント獲得を果たしました。角田も最後まで粘り強く走り抜き、15位で完走。初走行のサーキットで貴重な経験を積みました。

次戦のスペインGPは、バルセロナ・サーキットで、1週間後の5月9日(日)に決勝が行われます。

●【最新】2021年F1チャンピオンシップ・ランキング

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