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リスケされたF1オーストラリアGPの開催実現もいまだ不透明

2021年04月29日(木)18:03 pm

今年のF1オーストラリアGPが予定通り11月に開催できるかどうか、いまだに不透明な状況が続いている。

本来であれば今年も3月に開幕戦を務めるはずだったメルボルンでのオーストラリアGPだが、新型コロナウイルス問題によりシーズン終盤にスケジュールが変更され、第21戦として11月21日に決勝が行われることになっている。

F1ではこのほど第7戦として6月13日に決勝が予定されていたモントリオールでのF1カナダGP開催をキャンセルすることを正式発表したが、それは現在モントリオールが海外からの渡航者に対して14日間の隔離期間を義務づけているために開催が不可能だと判断されたためだ。

実際のところ、メルボルンでのオーストラリアGPが予定されていた3月に開催できなかったのはそれと同じ理由のためだった。11月になれば新型コロナウイルス問題も改善されているだろうと考えのもとでスケジュールの見直しが行われたわけだが、現時点では本当にそれまでに渡航制限を緩和することができるような状況に改善されるという見込みは立っていない。

だが、オーストラリアGPのプロモーターであるAGPC(オーストラリアGPコーポレーション)のボスであるアンドリュー・ウェスタコットはもちろんまだ開催の望みを捨ててはいないようだ。

「彼ら(F1)は非常に厳しいスケジュールをこなしており、レースが行われるすべての管轄区域で個別の検疫期間を設けることはできない」

テレビ局『Nine Network(ナイン・ネットワーク)』にそう語ったウェスタコットは次のように付け加えた。

「保健所、F1、政府との協議の結果、我々がやるべきことは、F1が一般市民との接触のない独立した空間に入り、ホテルとサーキットの間だけで活動できるようにすることだ」

しかし、メルボルンが位置するビクトリア州政府のスポークスマンは、実際のところまだ11月のグランプリ開催に関してはまだゴーサインを出せる状況ではないとしている。

「政府の公共イベントチームはAGPCおよび保健所と緊密に連携し、安全にレースを実施できるようcovid安全対策イベント計画の策定に取り組んでいる」

ビクトリア州政府のスポークスマンはそう述べたものの、次のように付け加えている。

「ビクトリア州民の健康と安全がすべての決定において優先されることになる」

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