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ルクレールはまだアロンソの域に達していないとフェラーリ元首脳

2021年04月27日(火)5:16 am

かつてフェラーリのスポーティングディレクターを務めていたチェーザレ・フィオリオは、現在のフェラーリにおいて事実上のナンバー1ドライバーの位置にあると考えられているシャルル・ルクレールにはまだ足りないところがあると考えている。

フェラーリでは今後ルクレールを軸としたチーム作りを目指していると考えられている。しかし、フィオリオはフェラーリに加入した当時のフェルナンド・アロンソ(現アルピーヌ)の方が今のルクレールよりもレベルが高かったと考えている。

2019年をコンストラクターズランキング6位に沈むという厳しい結果で終えたフェラーリだが、今季はここまでに行われた2レースでルクレールと新たなチームメートとなったカルロス・サインツがいずれもポイント圏内でのフィニッシュを達成するなど復調の兆しが見え始めている。

まだサインツがフェラーリのマシンに完全に馴染めていないこともあるのかもしれないが、その2レースではいずれもルクレールがサインツよりも先にゴールしている。

実際のところ、昨年は4度F1王者となったセバスチャン・ベッテル(現アストンマーティン)を圧倒するパフォーマンスを見せたこともあり、F1関係者の中にもルクレールの才能の高さを評価する者が多いのは確かだ。

しかし、1989年から1991年にかけてフェラーリF1チームを率いていたフィオリオは『Formula Passion』のポッドキャスト『Contatto』に次のように語った

「私から見れば、ルクレールをアロンソと比較するのは少しばかり不釣り合いに思える。ルクレールは非常に速く、クルマが持つ可能性以上の予選タイムを刻むことができるものの、まだいくつかミスが見られるからね」

「当時のアロンソはもっとミスが少なかったよ」

フィオリオはさらに、今年マクラーレンからフェラーリに移籍したサインツに関しても次のように語っている。

「私の意見だが、サインツは非常に強く、レースではすでにルクレールと同等の強さを発揮している。しかし、予選ではまだいくつかのミスを犯している。これはおそらく、まだマシンをよく理解していないからだろう。しかし、間違いなく彼はドライバーとして保証されているよ」

「あのドライバーコンビは非常に強力だ。サインツがフェラーリに慣れたときには予選でも速さを見せてくれることを私は期待している」

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