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「ベッテルは大丈夫だ」とアストンマーティンのボス

2021年04月20日(火)19:27 pm

アストンマーティンのチーム代表を務めるオットマー・サフナウアーが、現在セバスチャン・ベッテルが非常に苦しんでいるのはバーレーンで行われたプレシーズンテストでマシントラブルが発生したことであまり走行することができなかったためだと語った。

●【F1第2戦エミリア・ロマーニャGP】決勝レースのタイム、周回数、ピット回数

2020年シーズンを最後にフェラーリのシートを失ったベッテルだが、今年はアストンマーティンに移籍して新たな挑戦に臨んでいる。

だが、ここまでの2レースではいずれもチームメートのランス・ストロールの後塵を拝し、現時点ではドライバーズランキングも17番手に位置している。

現在のアストンマーティンにはレーシングポイントと呼ばれていた昨年ほどの競争力がないのは事実だが、それでもストロールは2レース連続でポイントを獲得しているだけに、かつて4度F1王者となった実績を持つベッテルの不振はある意味で信じられないほどだ。

だが、サフナウアーはバーレーンで行われたプレシーズンテストに言及しながら次のように語った。

「セバスチャンはかなりの時間をピットで過ごしていた。そうでなければ今頃は彼の適応のためのプロセスも違う段階に入っていたはずだよ」

「私はセバスチャンは大丈夫だと思っている」

「彼が自分自身に多くの期待をしていることも分かっている。だが、彼は落ち込んでなどいないし、できるだけ早くリズムに乗りたいと思っているだけさ」

一方、サフナウアーは2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGPが開催された先週末のイモラにおいて統括団体であるFIA(国際自動車連盟)と数回に及ぶ会議を行っていたことを明らかにしている。

アストンマーティンは、F1が2021年シーズンに向けて行った空力ルール変更は、レーキ角(車両の前傾角)が小さいことが特徴となっているメルセデスとアストンマーティンのF1マシンから意図的に競争力を奪うためのものだったと主張しており、これに対して法的手段に訴えることも考えているとしている。

ほかのライバルF1チームたちはこうしたアストンマーティンの姿勢に対しては冷ややかな反応を示しているものの、サフナウアーはそのことで自分たちがFIAとの交渉を止めるつもりはないと次のように語った。

「我々は何度もFIAと会議を行ったよ」

「我々は間違いなくすべてが適切かつ公平に行われたのかどうかを理解しようとしているんだ」

そう述べたサフナウアーは、次のように付け加えた。

「交渉はまだ継続中だが、数日後にはより詳細なコメントを提供できると思うよ」

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