シャルル・ルクレールが、仮にライバルチームが2倍の報酬でオファーされてもフェラーリを去るつもりはないと語った。
ルクレールはフェラーリとの間に2024年までの長期契約を結んでおり、1年につき少なくとも1000万ドル(約11億円)以上の報酬を得ていると考えられている。
しかし、昨年のフェラーリはコンストラクターズランキング6位に沈むというスランプに陥っており、今年も優勝が狙えるほどの力はないと考えられている。
しかし、ルクレールはイタリアの『Il Giornale(イル・ジョルナーレ)』紙に対し、もしライバルチームから2倍の報酬を払うという条件を提示されたとしてもフェラーリを去ることはなかっただろうと次のように語った。
「だって、フェラーリは特別だからね」
「お金も大事だけれど、僕はこのプロジェクトを信じているし、子供のときから夢見てきたチームとずっと一緒にやりたいんだ」
「僕はここが心地いいし、自分で設定した目標を達成したいと思っているんだ。そして、それを達成するまではここを去るつもりはないよ」
ルクレールはさらに、2021年のフェラーリは昨年との比較では「大きな進歩」を遂げたものの、トップチームたちとの差をさらに縮めるためにはまだそれでは不十分だと次のように語っている。
「僕たちとメルセデスやレッドブルの間にはまだ大きな差がある。当面の目標はマクラーレンを上回ることだよ」
イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、フェラーリはF1エミリア・ロマーニャGP(18日決勝)の舞台となるイモラ・サーキットにひときわ目を引く新たなディフューザーが装着されたマシンを持ち込んでいると報じている。
だが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、フェラーリが2021年型F1マシンの改良を続けるのは6月までの予定だという。
ルクレールは次のように付け加えている。
「来年のプロジェクトに向けて、2021年に何をキープして何を捨てるのか、まだそれを見極めていく必要があるんだ」