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「アロンソは2021年に勝利することは不可能だと分かっている」とアラン・プロスト

かつて4度F1王者となった実績を持つアラン・プロストが、今年3年ぶりにアルピーヌでF1復帰したフェルナンド・アロンソは2021年シーズン中に勝利することは「不可能」だと分かっていると語った。

アロンソがF1タイトルを手にした当時ルノーのチーム代表を務めていたフラビオ・ブリアトーレは現在もアロンソのマネジメントに関わっていることが知られている。

そのブリアトーレは、今年のF1開幕戦バーレーンGPの後でアロンソと話をしたときのことを次のように語った。

「電話で彼と話をしたんだ。彼はがっかりしていたよ。ルノー（アルピーヌ）の位置はこんなものだろうということが分かっていたとしてもね」

「かなり離された状態から挽回に取り組むのは難しいにしても、彼ら（アルピーヌ）は来年に向けてすべてを集中させるべきだよ。今年の彼らは12位から15位の間だろうと私は思っている」

しかしプロストは、アロンソは現在のチームの力量を理解していると母国フランスの『Le Figaro（フィガロ）』に次のように語った。

「フェルナンドはチームに多くのことを要求する完璧主義者だ」

「同時に、今シーズンは定期的に勝利を争うことは不可能であることを彼も理解している。しかし、彼が間違いなくポイントを狙って戦うということは言えるよ」

2年のブランクを経てF1に戻ってきた39歳のアロンソもテレビ局『Sky Italia（スカイ・イタリア）』に対し、本当の戦いは新技術ルールが導入される2022年からになるだろうと次のように語っている。

「新ルールによって、より多くの戦いが繰り広げられるだろうという大きな期待があるよ」