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【フェラーリ】今年のF1エンジンはまだライバルたちには追い付いていない

2021年04月02日(金)11:32 am

フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットが、2021年のフェラーリF1エンジンはそのパワーにおいてまだライバルたちよりも劣っていると認めた。

昨年はコンストラクターズランキング6位という名門チームとしては恥ずかしい結果に終わってしまったフェラーリだが、その主な原因は搭載するエンジンが大幅にパワーダウンしたことだった。

しかし、プレシーズンテストや先週末に行われた2021年開幕戦バーレーンGPでの走りを見れば、今季に向けて設計・開発されたエンジンが2020年のものよりも格段によくなっているのは確かだ。

しかし、ビノットはスペインの『AS』紙に、まだ十分ではないと次のように語った。

「まだ分析すべき全ての詳細を手にしているわけではないんだ。だが、あらゆるエリアにおいて我々にはまだ足りないところがあると考えている」

「以前よりはよくなったものの、エンジンにはまだ足りないところがある。我々はまだ後れているし、また新しいエンジンを投入する来年にはさらに差を縮められることを期待しているよ」

しかし、ビノットは2021年型マシンがあらゆる点で2020年型よりも改善されているのは確かだと認め、次のように付け加えている。

「私がほっとしているのは確かだよ。我々はより適切なコンディションにあるし、それによってチームが落ち着いて仕事に取り組める健全な状態となっているんだ」

ビノットが示唆したのは、2021年にまずまずの戦いをすることができる見通しが立ったことで、2022年に向けた開発にも落ち着いて取り組むことができるということだろう。

今年はスポーティングディレクターのローラン・メキーにレース現場での指揮を委ね、自分はイタリアのファクトリーで2022年に向けた開発に集中することが増えると考えられているビノットは次のように語った。

「今年のクルマの開発にはそれほど力を入れないことは分かっている。2022年に集中しているからね。そして、それはライバルたちも同じだと思っているよ」

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