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2021年F1第2戦以降レッドブル・ホンダ有利を予想するメルセデス

2021年03月31日(水)19:38 pm

2021年のF1開幕戦バーレーンGPではルイス・ハミルトン(メルセデス)が勝利をつかんだものの、イモラ・サーキットで行われる第2戦エミリア・ロマーニャGP(4月18日決勝)以降はレッドブル・ホンダが反撃に転じることになりそうだ。

実際のところ、メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは、これからのレースではより困難な状況を迎える可能性が高いと考えている。

「ものすごく大変な仕事だったし、かなり苦労したよ」

バーレーンで行われた開幕戦を振り返ってそう語ったショブリンは次のように付け加えた。

「レストやフリー走行でのレッドブルを見れば、彼らのクルマは非常によく機能しているし、何も弱点などなさそうだ」

バーレーンGP決勝ではディファレンシャルに問題を抱えたことや不運なトラックリミットオーバーもあって最終的にはハミルトンに勝利を譲ってしまったレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだが、フリー走行から予選までは圧倒的なパフォーマンスを発揮してみせていた。

「彼(フェルスタッペン)は満足できていなかったよ」

そう述べたクリスチャン・ホーナー(レッドブル/チーム代表)は次のように付け加えた。

「彼があのサーキットでのあの部分(フリー走行や予選)と同じように満足できていなかったのは間違いないね」

ショブリンも本当であればバーレーンGPは「レッドブルが勝つはずのレース」だったと認めている。それゆえ、メルセデスとしてはイモラで行われる次戦、そしてポルティマオとも呼ばれるアルガルヴェ・サーキットで行われる第3戦ポルトガルGPに向けて大きな不安を抱えているようだ。

「バーレーンよりも我々に合ったサーキットが見つかることを願っているよ」

「しかし、高速走行では我々には十分な力がないと思っている。そしてイモラとポルティマオには高速部分がたくさんあるんだ」

メルセデスの問題を複雑にしているのは、接戦必至となる2021年のタイトル争いのために現行マシンを開発する必要がある一方で、技術レギュレーションが一新される2022年に向けた開発リソースが損なわれないようにする必要があることだ。

一方、レッドブルではイモラで開催される第2戦までに2021年型マシンにさらに改良を加える計画だ。

「イモラに向けていくつかの開発を進めており、その後のレースでもさらに開発を進めていく予定だ。今は同時に2つの戦いをしているところだよ」

「我々の運命は我々の手の中にあるし、メルセデスやほかのチームがやりたいと考えていることに影響を与えることはできない。我々には集中し続けていく必要がある」

レッドブルのチーフエンジニアを務めるポール・モナハンはそう語ると次のように付け加えた。

「ほかのチームの動きに影響を与えることができないのであれば、我々が開発していくしかない。それによって自分たちを守らなくてはならないし、マックスとチェコ(セルジオ・ペレスの愛称)にイモラ、ポルトガル、スペインやモナコなど、どこへ行っても可能な限り速く走ることができるクルマを与える必要があるということだ」

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